Diary 2007. 2
メニューに戻る
2月27日 (火)   小鳥の水飲み場と 蛙の子育ての場を

 このとこころ、下の狭間田の周辺の里山が、住宅地として切られ、湧水池が殆ど枯れたような状態になり、小鳥の水飲み場や、蛙の子育ての場所がなくなったのです。 
私の田も、休耕せざるを得なくなり、もっぱら芹を摘むくらいでしたし、場所がもったいなくて、集中豪雨の水調整のためにも、小さな湖を作りたいと考えていた矢先、近所で畑地灌漑の工事がはじまりました。 紅梅園の畑も工事の現場添いのため、工事に協力していたので、下の田んぼの休耕地(生産調整の休遊地)の有効利用のためと、小鳥の水飲み場と蛙の子育ての場所として、小さな湖を作りたいと相談したところ、工事が終わったとのことで、今日から湖?つくりの工事がはじまりました。 工事費は、今回の朝日新聞掲載で、皆様が買ってくださった『お陰様』を当てさせていただきます。 来年の春は、10年前の半分でも、蛙の鳴き声がかえってこないかと、祈りたい気持ちです。
左は私の田の野生の『芹』にマルチをして、都会の方へ春の香りを届けていますが、その奥が湖?になる所で、3m前後の巾で50m以上、狭間田なりに曲がった湖です。 私の私有地ですが、里山ですから、人が落ちないように、又、落ちても溺れない程度の深さで、右の写真が細長い湖?水の溜まり場の出来上がりです。

20070227-1.jpg 20070227-2.jpg 20070227-3.jpg



2月24日 (土)   少子化対策と同時に 地球環境対策も、、、

 今日、『家族が一人増えました』と書き添えて、丸々と艶のある、とっても可愛い赤ちゃんの写真が届きました。 何もかも頭から消えて、唯嬉しく可愛くて、しばらく時を忘れましたが、ジワジワと心のそこに広がる不安を、どうしようもありません。
この子が成人する、生活する将来、地球環境はどうなるのだろうと、本気で心配します。 どうか、少子化対策と一緒に、地球環境のことも、本気で出来ることからでも、早く取り組みましょうよ!!、と叫びたい気持ちになりました。
庭には、紅いボケも、白いボケも咲き、肥後椿は満開になりました。 ボケは正常ですが、私の所で肥後椿の満開は異常に早いです。 以前は、福寿草を楽しみ、それから梅の香りが消える頃、陽だまりの家の廻りのボケと一緒に三叉ギンチョが咲き、ジンチョウゲが香り始めて、花椿が咲き始めたものです。 絶対二酸化炭素等 地球温暖化による異常気象は、子孫の生活を翻弄すると思います。

20070224-1.jpg 20070224-2.jpg 20070224-3.jpg



2月22日 (木)   皆様にもご披露したい 98歳のお便り

 今日の午前中で、やっと発送が普段のペースに追いつきました。 午後は、皆と昼食後、休みにして、事務所に帰りますと、ほんとに頭の下がるお便りが届いておりました。
昔からのお得意様で、私の人生の先生と尊敬申し上げている、98歳の方からです。Gペンで、正しい行書で、一字一字丁寧に、毎回、展覧会に出品したいようなお便りで、私の宝物ですが、今回皆様に、ご本人の承諾なしに、少しご披露いたしたいと思います。 私が飼っている地鶏の卵と人参、ホウレン草、キャベツ等と、向笠先生の本も同封しました。

『、、、先日は 思いもかけぬプレゼントありがとうございました。 あつく御礼申しあげます。
またまた たまちゃんのご来訪、九州の果てから相模のばあちゃんとこへ、大勢で にぎにぎしく、梅の小枝をかかげて ご来宅ー。 ばあちゃん嬉しくてうれしくて、いとしくて、頬ずりしてから頂くことにしております。 『アタチタチも、おばおちゃんに たべてもらえるのうれしいのよ』と、ささやいてくれるように感じます。 人参のなんてみごとなこと!!。人参の王様ですね。 今まで見たことない大物、よくこんなに大きく育ったもんですね。ふしぎ!!。 甘酸っぱく煮て冷凍にしました。 しばらくたのしめます。 ホウレン草、キャベツともども、ばばのいのちの糧に重宝この上なしです。 向笠女史のご本、めがねをかけ ペールをもって、少しづつ拝読しております。 
食べるたのしみ、ねるたのしみのばばに 『読むたのしみ』が出来ました。、、、』

 梅のご縁で、本当に良い方々にめぐりあえました。 食べる楽しみ、寝る楽しみに、読む楽しみと、本当に心豊かな生き方を、私も、98歳まで生きてみたくなります。 今日は、このお便りの感動で、せっかく写してきた写真が、なんだか色あせてしまいましたが、写真も可愛想なので、披露いたします。 左は父の愛した『源平紅梅』白と赤の咲き分けです。 真ん中は、満開になった『門かくし』。右は今頃満開になった『福寿草』。

20070222-1.jpg 20070222-2.jpg 20070222-3.jpg



2月21日 (水)   お客様から またお便りです

 明日は雨との予報に、屋敷を見てまわりましたところ、紅椿の近くに自生した椿に、見たこともない花が咲いていました。 自然交配で新しい品種が出来たのかもしれません。 
事務所にかえってみると、又 嬉しい有難いお便りが届いておりました。 わざわざ 梅の花の便箋に『世田谷の岩崎ともうします。とても美味しく戴きました。今年は梅干のお陰で、2人とも風邪も引かず元気に過ごしています。』とご挨拶の後に、パッキン代わりの人参の大きさにびっくりして、写真を撮ったり重さを量ったり、、『942gもありました。食べる前から楽しんでしまいました。』と御礼のお言葉は続いております。
私まで、お2人の姿が偲ばれて、とても嬉しくなり、一人で笑いました。 百姓とは、金にはあまり縁がありませんが、ほんとに良い職業です。
取ってきた写真の椿、真ん中が紅椿で、左と右の椿は、新品種?です。

20070221-1.jpg 20070221-2.jpg 20070221-3.jpg



2月20日 (火)   今日も満開の梅園 

 今日も 大変良い天気です。 花見が終わればもう、堆肥の散布が待っています。 
3ヘクタールの、財部の梅園に様子を見に行きましたが、目白が一生懸命啼き交わしており、目白の『過言(クワゲンとは、つぶやくような小声で、高く低く一生懸命早口で啼く)』『達歌(タックワとは、高く低く大きな声で、囀る)』と、亡き兄達と、目白の竹かごを下げて、右往左往しながら、『あれは、『クワゲン』が上手だ。こっちの『タックワ』は息が長い』等と、終日、目白を追っかけた、遠い昔を思い出しました。 もう一つ『キョロメキ』という啼き方もありましたが、もう詳しい事を教えてくれる人は、いません。みんな彼岸の住人になつてしまいました。
裏山に回ると、今度の雨で椎茸が巨大化しており、梅だけがもてはやされて、椿も、とても綺麗に咲いていました。 左はワビ咲きのピンク。 真ん中は巨大化した椎茸、右は、父との思い出の純白のおおらかな椿で、ここを終の棲家に決めたとき、実家から移植した、樹齢は私と同じくらいの椿です。

20070220-1.jpg 20070220-2.jpg 20070220-3.jpg



2月19日 (月)   お客様からの お便りやお電話

 お花見の、最後のお客様を見送りして事務所の自分の椅子に『ドタッ!』と座り、「ハアーー、、、」と、全身の力を抜いて『花見が終わった。良かったー』と一息ついたとたん、お客様からお電話がきました。
『いやー 素晴らしいよ、嬉しいよ。 有難いねー』と、いかにも満足そうなお声。 思わず胸に迫るものがあって、『有難うございます。嬉しいです』と、ご返事して、FAXを見ると、東京吉祥寺の新様から、『梅干ほんとうに美味しいと、つくづく思いました。』と届いています。 『毎日1〜2個食しております。またお野菜の見事なこと、梅が何倍もおいしくなって参ります。 梅園、花、お野菜の畑など勝手に思いながら、ひと時を楽しんでいます。本当に本当に、有難うございました。』と、原田イク様から、おはがきも届いていました。
梅干と梅肉エキスのセツトが、現時点で700件以上のお客様に届いているはずです。 皆さんに『美味しい!』と感じていただいているような錯覚におちて、『有難う御座います』、と頭をたれて万物に心から感謝しながら、ウトウトと眠ってしまったようです。 花見の皆さんに『若いね。元気やねー』と、言われても年には勝てません。
梅は、もう全部満開になりました。
左の白梅は、この地方の在来種で、一番遅く咲き、一番遅く熟します。 真ん中八重は、一番薫り高い花梅ですが、昨年の剪定で『実が成らないから』との理由で、バッサリ切り詰められていて、今年はほんの少しの花です。 右は一番大輪の花梅で『門かくし』花の直径が3pもあります。

20070219-1.jpg 20070219-2.jpg 20070219-3.jpg



2月18日 (日)   みんなで 梅のお花見をしました

 前夜までシトシトと、雨の音がするので心配でしたが、朝、ジットリと濡れた梅園にシートを敷き、その上にゴザを敷いて、迷わないように先ず花見の場所を決めました。 もてなしは、ボランテアで友人の東川さんが、『ガネ』と『煮しめ』を作って、下の狭間田の芹と小松菜の『白和え』に、梅園に自生している『ノビルの酢味噌和え』を用意したところ、皆さん『持ち寄り』で、地鶏の燻製やらサラダに、上等の焼肉にお漬物まで、和菓子もさつま揚げもあり、焼酎もヒールもお茶までいっぱい集まりました。 花見の人も思わぬ人々が集まって、御住職の『早春賦』にはじまり、ドイツ語の素晴らしいシラシックで『愛の歌?』を歌ってくださいました。
写真は、『ナンコ』まで出て盛会の、花見の紅梅園。

20070218-1.jpg 20070218-2.jpg 20070218-3.jpg



2月17日 (土)   土に返るものは 大地へ

 『地球温暖化』は、年毎に人々の心のどこかに不安の陰を大きくしつつあるようでが、私達百姓は、フロンガスの事が取り上げられた時、炭酸ガスも早くしないと、もう間に合わないと心配しました。
コンクリートの都会に住んでいらっしゃる方々はどうしょうもないのですから、私達土の上に住んでいてるものの知恵として、『猫の額ほどでも庭のある人は、、、』と、ずっと以前に、地区の皆さんにお話をしたことがあります。
庭の一箇所に深い穴を掘り、その穴に生ごみを入れ掘り出した土を少しかぶせる、、。その時クド石灰を少しと、山の腐葉土か微生物も少し足すと、生ごみの腐食が早くなります。 生ごみの穴が満杯になったら、その場所につる物の野菜(ゴーヤ)等を植えて、陽のあたる場所のほうに棚を作るのです。 私がクリーニングをしていた頃、町の借家で、生ごみの穴跡にヘチマを植えて、店の軒に日除けもかねて棚をつくりましたが、1m80p前後の見事なヘチマが5〜6本下がり、いたずら好きな子供達が、(へのへのも四)を書いて話題になり、南日本新聞に写真つきで掲載されたことがありました。 私達は、古紙として使えない紙類は、雑草の凄いところに、雑草押さえもかねて、敷き詰めます(写真左)。1年経ったときは、真ん中の写真のように土に返って消えてしまいます。 右は朝日に映える満開の梅。

20070217-1.jpg 20070217-2.jpg 20070217-3.jpg



2月16日 (金)   ハウスの レタスの病気

 昨年の秋、都会のお客様へお届けしたいと考え、レタスを種蒔きして苗つくりから育てて、やっと収穫時期になりましたが、今回の朝日新聞掲載の関連で、つい目が届かず、今日収穫しようかとハウスにいったところ、下葉が枯れ始めて10株以上も傷み始めていました。
ハウスの土は、まだ4年ですから、出来上がっていないのです。 土つくりを始めて無農薬の耕作が7年以上の畑では、大根、人参、ホーレン草等、何でも露地栽培で病気もでません。 しかし、レタスは、必要以上の水を嫌うので、無農薬栽培ではハウスが必要なのです。
昨日まで元気だったレタスが、たった1夜で7本も傷んでました。


2月15日 (木)   工場周辺の梅は ほぼ満開

 今日は打って変わった上天気です。 梅の香り匂いたち、陽がかげり始めた梅園に耳を澄ますと、蜜蜂の羽音が、時を移すように細くなっていきます。 蜂たちが帰りはじめたのです。
蜜蜂は温度に敏感で、少し陽がかげり始めると、巣に帰りますが、ウロウロして気温が下がると、飛べなくなってしまうのです。
昨日の雨嵐がうそのような上天気に、工場周辺の梅は、ほぼ満開になりました。
左は 鶯宿梅。 真ん中は工場の後ろに広がる、光友1号の満開。 左はその梅園の隅に咲く、大輪の椿です。

20070215-1.jpg 20070215-2.jpg 20070215-3.jpg



| 1 | 2 | 3 |


ホームに戻る土へのこだわり成分分析会社概要商品紹介有機野菜ご注文お問合せ
Copyright (c) 2005 KOUBAIEN All right Reserved.