成分分析表


 紅梅園の梅の品種は、日本古来の在来品種 『鶯宿梅』・・・。

 この梅干の梅は、在来品種の鶯宿梅を農薬を使わずに自家栽培した梅です。 鶯宿梅の梅干の特徴は、皮も柔らかいとは言えず、シソ漬けしても地味な色で無骨ものですが、それは、下記の成分分析表でお解かりのように、鉄分をはじめとしてミネラルの含有量が、非常に多いことにあり、3年間熟成した味は申し分ありません。 同じひとつの樽の梅干から、特級品、1級品、お徳用と3段階に選別して、販売しております。常お得意様から【この梅干をいただいてから、他の梅干が食べられなくなった】とのお声を、よくいただきます。 それは、ずば抜けた梅干の、成分にあると思われます。
 
鉄分は9.9倍!! ビタミンB2・ビタミンE・葉酸は5倍!! 亜鉛・3.2倍!!
成分は【比較表】でお解りのように、驚くほどの成績で、呼吸をしている有機の大地で、台風に裂かれながらも、ゆったりと40年も生き、【サルノコシカケ】を蓄えた古木の梅を、祖先の知恵にしたがい3年間、熟成した天然の梅干で、梅が、自然(神)から授かっている成分だからでしょう。 梅もたった一つの命、どうぞ、皆様方の健康食品として、お役立て下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

 鶯宿梅の由来は、昔、村上天皇の御代、清涼殿の紅梅が枯れたため、紀貫之の娘、紀の内侍の庭にあった見事な紅梅を所望され、紅梅は清涼殿に移植された。 見事な紅梅にご満足の天皇は、紅梅の枝に結ばれた文に気付かれ、その結び文には、
  勅なれば いともかしこし 鶯の  宿はと問わば いかが答えん 
とあり、いたく感じられた村上天皇は、その紅梅をもとの紀の内侍の庭に返されとのこと。
以来、その紅梅を『鶯宿梅』と呼ぶようになった。・・・とあり、紅梅園の梅も 紅梅です。 


梅干の日本食品標準成分 『5訂版』 と紅梅園梅干の成分比較
(平成17年9月分析)
財団法人 日本食品分析センター分析試験成績 q謔S05080361−001号

分析項目 全国標準値
(5訂版)
紅梅園 比較倍率
水分 65.1g 77.6g 1.2倍
タンパク質 0.9g 1.1g 1.2倍
脂質 0.2g 0.1g 0.5倍
灰分 23.3g 12.1g 0.5倍
糖質 - 5.5g -
食物繊維 3.6g 3.7g 1倍
エネルギー 33kcal 30kcal 0.9倍
クエン酸 - 3.19g -
リンゴ酸 - 0.90g -
食塩相当量 22.1g 11.3g 0.5倍
リン 21.00mg 34.90mg 1.7倍
1.00mg 9.88mg 9.9倍
亜鉛 0.10mg 0.32mg 3.2倍
0.11mg 0.17mg 1.5倍
マンガン 0.23mg 0.44mg 1.9倍

【 梅干の原料・・・梅・シソ・天然塩 

分析項目 全国標準値
(5訂版)
紅梅園 比較倍率
ナトリウム 8.7g 4.44g 0.5倍
カリウム 440mg 313mg 0.7倍
マグネシウム 34.00mg 51.8mg 1.5倍
ビタミン A 14μg 317μg 23倍
カロテン 83μg 1900μg 23倍
α-カロテン - 80μg -
β-カロテン - 1860μg -
ビタミン B1 0.02mg 0.05mg 2.5倍
ビタミン B2 0.01mg 0.05mg 5倍
ビタミン B6 50μg 70μg 1.4倍
ビタミン E 0.50mg 2.7mg 5.4倍
α-トコフェロール - 2.5r -
γ-トコフェロール - 1.6r -
ナイアシン 0.40mg 0.7mg 1.8倍
葉酸 0.001μg 0.005μg 5倍

【日本食品分析センターにて分析・平成17年9月8日】


 紅梅園の土は、細い棒が1m20pも入っていく・・・・・。
 細い棒が1m以上も、スルスルとふかしたサツマイモを刺すように、土の中に入っていく、、、。平成9年7月18日昼夜2回と、翌8月15日同じく昼夜2回、NHKの全国放送『今日の料理』で放映されたシーンです。
どうしてそんなに土が軟らかいのか、、、。それは40年近く、農薬は一切使用せず、殆ど有機肥料だけで、この梅園を育ててきた結果で、土が生きているからです。 
 
生きている土では、梅の毛根が自己防御力を発揮・・・・。

梅園は、通気性、保水性に富み、梅の木の毛根が健康ですから、梅自身が欲しいものを必要なだけ、選択して吸収するので、先ず梅の木が元気で自己防御力を発揮し、自分に害するものを排除しますから、農薬を使わずに生産出来るのです。 
 それには先ず私達が、梅園の土の中の状態を、土の深部に至るまで、ペーハーから栄養素、微量ミメラルから超微量要素にまで至るまで分析し、その過不足を調べ、掴み、バランスを調整、環境を整えておき、梅が何時でも必要なものを必要なだけ、吸収できるように整えておきます。 
 
梅が自分で選択して吸収した養分・・・梅の成分は、自然(神)からの成分・・・
梅が、自分で必要なものを、選択して吸収し実らせた梅の成分は、人為的な成分ではなく、全く我欲の無い梅自身に与えられた、自然(神)からの成分ですから、紅梅園の驚くほどの成分成績が理解できます。 私達は、梅に代わって梅が必要とするものを、必要なだけ整えてやり、梅の後からついていくだけです。 
 
土は、全ての生き物の命

 農薬を使わずに、山草や堆肥、油粕等大量の有機物で土を育て、微量要素など全てが青梅の成分となって、収穫時には畑から吸収されていきます。 その引き出された養分などすべてを梅畑に補うため、経費や人件費等、コストはかなり高く、塩も自然塩つけており、紅梅園の梅干や梅肉エキスは、『利益はきっと後からついてくる』と信じながら、精一杯作った本物です。




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