Diary 2012. 3
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3月26日 (月)   忙しい 毎日

 昨日 大根占の知人から、ツワブキが届きました。 私より十歳は若いのに、ツワブキに添えたお便りに 『何故か年齢と共に雑用もまし、目は近くなり、耳は遠くなり、今年の夢のテーマを探しながら、体は "あんま” を求め、、云々』 とあります。 読みながら 『私よりずっと若いのに 何よ! アッ!ハッ!ハ、、』 笑いながら、確かに年とともに、したい事、すべき事、とても多くなってきましたが、計画の半分も進みません。 『仕方が無い、 高齢なんだから、、長生きするしかない!』。 と考えながら、、? 何だか変だな? とも思えます。 

『明日は無いと思え。 今日を精一杯生きよう』 と思いながら、無いはずの ”明日” どころか、十年 十五年先の計画を立て、その計画に従って行動している自分に気付きます。

夜になると、先に逝った息子と話ながら、、朝になると 『もう年なんだから、、隠居なんだから、朝寝しても良い!』と思いつつも、時間に追われて、セカセカしています。

 しっかりした青梅を、無農薬で生産量を上げ、一年かけて収穫した青梅は、一粒なりと無駄の無いように加工し、世界一の 梅干と 梅肉エキスを、誰でも、いくらでも買い求められるように、低価格で提供し、社員の給料も、安心して仕事に専念出来るように、、。 と、年とともに欲も深くなります。 何事もやってみないと解らないように、年も 重ねてみないと解らないものです。 
今日は久しぶりの青空。梅も小さな青い実を覗かせ始めました。 忙しくなりますが、夜 燃える暖炉の前で、一人で送ってきた ツワブキ の皮を剥くのも、本当に静かで大好きです。 

写真の左は、五十五年前、梅は、今様六次産業、生産から加工販売まで出来ると考え、福岡の太宰府神社に梅干しの勉強視察に行ったとき、ご案内下さった宮司様から、本殿前の梅の一枝を頂き、私が自分の庭の梅に、接木した梅で、思い出の大事な梅です。 真ん中は、今日飛び出してきた梅の幼果ですが、この時期に霜が降りたら打たれて落ちてしまいます。 右は話し相手の暖炉、大変な薪の大喰いですが、炎がなんとも暖かくて、夜が大好きです。

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3月1日 (木)   お客様からの お便り

 膵臓不全で、約三十年のあいだ入退院を繰り返しながら、紅梅園の応援をしてくれた息子が、昨年の秋最後の入院をして、今年一月下旬に永眠いたしました。不治の病で、十数年前に一度悪くなり、覚悟してから今まで生き延びてくれましたので、【有り難い】と感謝しなければと思いつつも、今日まで心の建て直しができませんでした。
 それでも早春の雨のなか、梅は花を咲かせはじめて、事務所に出てみましたら、お客様から何通もお手紙が届いておりました。 その中に、

『大変寒い日が続いておりますが、風邪もひきませず、元気で過ごしております。これも梅肉 エキスのお陰と感謝しております。浦安市の谷口様』 又、
『ほんとうに体に優しい梅肉エキス、それに乾燥生姜のフアンにもなりました。感謝していただ いております。宇都宮市 今井様』
感謝申し上げているのは、私共なのに、買ってくださったうえに、お礼を頂いているのです。

梅も咲き始めました。 後継者たちに、まだまだ伝えたいことも、あると思います。見落としていることもあるかも知れません。先祖からの良い物を、正しく引き渡すためにも、来週からといわず、明日から背筋を伸ばして頑張ります。

雨の午後左の写真は、庭先の”いわね絞り”の椿は満開。 真ん中と右の梅は”鶯宿梅”です。 雨の中、二分咲きだった梅は、わずか二日の暖かさでほとんど満開です。

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