Diary 2009. 5
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5月12日 (火)   梅肉エキス 加工はじめ

 今年は例年より早く、今日から梅肉エキスの加工を始めました。 例年では5月中旬からですが、今年は花も早く収穫も早くなりました。
左が 「雲水」 と云う品種の梅で、毎年いっぱい成ります。 真ん中は 「鶯宿梅」 古代からの品種で、私どものメインの品種です。  右が今日絞った、330kの梅の青汁を、午前8時から夕方今現在6時の状態のエキスです。

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5月11日 (月)   青梅の 梅酒用初出荷

 今年初めて、梅酒用の青梅を出荷しました。 今まで、お客様からのご希望は多かったのですが、無農薬の青梅は、輸送の途中で痛む心配があったのと、生産量が少ないため、青梅で出荷すると経営が厳しくなるのです。 
叉、梅酒用の梅は、完熟梅より若い梅が良いので、早く収穫するため収穫量も、半減します。 しかし、あの美味しい梅酒を、お客様にも味わって頂きたく、今年は出荷の決心をいたしました。 完熟した鶯宿梅は、1kで 約22個前後なのですが、梅酒用では40個から50程になりました。
収穫を始める前に、シソの定植も済ませておこうと、定植しましたが、今年は異常乾燥と高温で、植えつけたシソが、写真のように、ガラガラに枯れて、、と云うより、干されてしまいました。 植え終えてすぐ散水したのですが、駄目でした。
しかし、あのシソ畑を買ってから6年目ですが、4年前の2006年までは 『根きり虫(ヨトウ虫)』 が大発生して、農薬を散布しないため、人参もシソも、植えても植えても喰い切って、毎朝30〜40匹くらいづつ、悲鳴を上げたりしながらヨトウ虫を、つまみ取っていました。 それが、今は全くいなくなり、シソの苗畑は、ご覧のようにきれいなものです。 土壌が元気になって、作物も元気になって、自己防御が、出来るようになつたのです。
あの畑の夏のホウレン草も、お客様から 『甘いホウレン草』 と喜ばれるようになりました。 明後日、雨の予報ですから元気出して、もう一度シソを植えなおします。

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5月8日 (金)   今年初めての 梅の収穫

 今年は顧客の方々に、初めて梅酒用の梅の販売を計画いたしました。 
無農薬栽培のため、輸送途中の傷みや、生産量の関係もあって、毎年多くのお客様がご希望なさるのに、長い間、大変心苦しい思いをしてきたのです。
まだ少し早いかな? と思いましたが、テストのため初収穫し、梅1.5k、氷砂糖750g、25度の焼酎1升 の割合でつけました。 氷砂糖は、梅と同量でも良いのですが、砂糖が多いと梅が ”キュッ!” と、ちぢこまって硬くなり、食べられなかった記憶があるのでテストしたのです。 普通は、焼酎1升(1.8l)に梅1kなのですが、私は1.5k入れて、氷で割ったり、お湯で割ったりしていただきます。
お客様にお届けする青梅の中に、『私の梅酒の作り方』 というレシピを同封致しますので、念のための、試作です。 完熟した時の鶯宿梅の梅は、約20個で1kあるのですが、梅酒の場合は、少し若いのが良いので、数えてみましたら、51個、約2倍の数でした。 
どうぞ 美味しい梅酒になりますように、、。

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5月5日 (火)   メダカの池で 雀の子が、、

 午後 メダカの餌やりに行ったところ、雀の子が溺れていました。
睡蓮鉢を水槽の代わりにして、庭の一角にメダカを飼っていますが、その水槽に水飲みにきて溺れたのか、雀の子がばたつきもしないで浮いていました。 すぐ救い上げて小さな体を拭き、両手で包み込んで暖めていると、羽が乾いてからも ブルブルッ! ブルブルッ! と、一定の間隔で震えが止まないので、急いで小さな箱にふかふかの布を敷いて包み込み、様子を見ながら毛糸で丸く暖かい巣を作りました。 それに入れ替えようと抱き上げ両手で包み込むと、 ”ドキ ドキ ドキ”としっかりした鼓動が手に伝わるのです。 「雀の鼓動にしてはしっかりし過ぎている。 自分の手の脈かな? それにしては少し早いようだけど?」 と思い、雀の子を毛糸の巣に移して、自分の脈をみると、やはり雀の子の鼓動でした。 あんな小さな体の鼓動とはとても思えない、しっかりした、はっきりと伝わってくる 『命』 を感じさせる鼓動でした。 
助かる! と思って見ていると、毛糸の巣では落ち着かないので、又もとの布の中に包んでやったら、目を閉じてじっと休んでいます。 パン粉でもやってみようかと立ち上がったついでに、カメラに収めましたが、助かりませんでした。 
しばらくして硬直した姿は、すっきりと、とてもきれいで、少年か少女を感じさせる姿でした。 今日は子供の日、夜 仏壇の前に座り、誰のためにともなく、久しぶりにお経を上げました。

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5月4日 (月)   梅園のまわりは 子育ての最中

 昨日 ラッキョ畑に入ったら、ラッキョの葉陰から急に5メートル程走ってから飛び立った小鳥 ”ひばり” です。 隣接する飼料のイタリアン畑で子育てしているのでしょう。 昔は麦畑でしたが、今は麦畑がないのです。 
叉、ここ数日、シソの苗畑や屋敷のすぐ近くで、頻繁に鶯が啼くので、有難いなあー! 幸せだなー! この鶯は上手だなー! と、とても幸せでしたが、少し変だと気がつくと、近くのお茶の藪の中でも鶯が鳴くのです。 鶯が子育てをしている様子、今までなかった事です。 私達農家は、昔から自家用のお茶は屋敷廻りや畑の境界等に植えていますが、今はお茶を摘む人は殆どなく、放置されたお茶は2メートルを越す程の ”茶藪” になっています。 宅地開発等で、里山の竹薮が小さく危険になったのでしょう。 鶯は、『竹薮』 の巣では、ホトトギスに卵を産み付けられるから、茶藪のほうが良いと、嬉しくなりました。 しかし、 ”ホトトギス” を思うと、ホトトギスの宿命が可愛想で、複雑な気持ちです。 何回も何回も啼きとおしで、遠く飛び去るホトトギス。 子供の頃、 ”血を吐くホトトギス” とか、 ”何回も何回も啼かないと餌がもらえない” 等、聞いた事が思い出されます。 今年はまだ一回も声を聞いていません。
今日は雉も啼いていましたから、どこかで子育てをしているかも解りません。


5月2日 (土)   枝や葉に添って 再生していく根っこ

 これも、右からの台風で三方に裂けた梅です。
この梅は、最初に右からの強い風力で左に倒され、その後、吹きまくる長い時間の台風で、根っこから三方に裂けていました。 最初左に倒され地面についた主幹は、”ドッタリ”と地に横たわったお陰で、そのまま助かりましたが、倒れて上になった主幹と、向こう側の主幹は、吹きまわされたのか、ほとんど千切れた状態でした。 
そのときの台風は、事務所前のギンナンの主幹を、上から三分の一、直径三十cm余りのところから、ひねり千切って、十m近く吹き飛ばしていたのです。
梅の右側の主幹は、真上にになっており、裂けた根の状態と枝のバランスを考え、すっぱりと切り落とし、中枝を残しました。 向こう側の主幹は、裂けた根っこから切り落としました。 左の地に着いている主幹は、梅全体のバランスを考え、様子を見ながら切り落す事にして、最小限度切り落として残しました。
写真左側は全体の姿ですが、結構実もつけています。 台風には ”通り道?” なるものがあり、この畑がそれで、何とも広々とした畑に、寝そべった老体の梅ばかりなので、広く空いている場所には、この老梅達の ”孫?” として、1年生の鶯宿梅の苗木を数本植えてやりました。 真ん中の写真は、地についている主幹の根で、倒れた時の逞しさですが、枝が切り落とされた主幹の根は、ボロボロと歳月に朽ち落ちています。 花満開の写真は、この梅のようでもあり、違うようでもあり、、。 

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5月1日 (金)   真っ二つに裂けた 梅

 梅園の真ん中で、見事に真っ二つに裂けた梅の樹もあります。 巨大な根っこが、巨大な台風と戦って見事に真っ二つ!! それも、土の中の根っこまで裂けていたのです。
180度と、180度の左右に ”ドッタリ” と横たわっていました。  『凄かったね!』 と言いながら、慎重に枝葉を切り落としていったのが、昨日のように思えます。  あれから何年経ったのか、、凄い迫力の根っこです。
全体像は真横に、のびのびと、邪魔になるのは全く気にしないで横たわっています。  実もしっかりつけて、若返りつつあります。 左は平気でドッタリと横たわる全体像。  真ん中は、見事に裂けた根っこ。  右は着けている梅の実です。

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