Diary 2008. 9
メニューに戻る
9月15日 (月)   温暖化防止は 急がないと

 以前 永久凍土が溶け出した北の国や、南の海水に沈んでいく国の事を心配していましたが、今や私達の地方でも目に見えて、変化が早くなってきました。
先ず "蚊" ですが、以前は縞々のはっきりした5ミリ程の蚊が、 "ブーン" と羽音を立てて刺してくるので、肌に止まったとたん、刺される前に "ビシャ!" とつぶしておりましたが、今の蚊は、1ミリか2ミリも無いほどの小さな蚊で、何時刺されたのか解らず、後になって耐えられないほど痒く、昔の大きな蚊と同じ大きさで腫れ上がり、神経のテッペンにくる程我慢のならない嫌らしい痒さなのです。
又、雑草も、日本在来の雑草は、薬草も多く太陽の光を分け合って生きていましたが、輸入飼料等に混じってきた外来の草は、同じ "露草" でも茎も丈も5倍以上大きく、何もかも覆い尽くして、除草剤を使用しない私達の畑では、本当に泣かされます。 背高アワダチ草と、温暖化のせいもあるのでしょうが、 "すすき" さえも根絶させていきます。 今ススキは、保護してやらないと、だんだん消えていくのです。
私は殆どを自給自足に切り替え、生活費を切り詰めて、自宅を 太陽光発電 にしましたが、今年の冬から、暖房を、剪定で切り落とした梅の枝を利用して、 薪ストーブ に切り替えようと思います。 毎年会員や株主さん達と 『どんぐり千年の森』 活動で、ドングリの森を広げていますが、自然界の変化の早さに、地球の悲鳴や、昆虫や小動物達の悲鳴が聞こえるようで、もどかしくてたまりません。 出来る事を 出来ただけでもと、、考えさせられます。 


9月13日 (土)   種蒔きの 時期

 お客様の依頼で、小鳥の "ピーコちゃん" ?の餌に、無農薬の物を食べさせたいとの事で、 "稗" を収穫したところ、その稗のこぼれ種が田んぼ一杯に広がって、大変でした。 
お隣の田の持ち主さんにもご心配をかけましたので、 昨年は "粟" を植えましたが、植えつける度に風雨に傷められるので、最後はハウスに植えて、やっと収穫出来ました。
しかし今年は、風雨の気配がなかったので畑に植えたところ、写真左のように生育の途中で、駄目になってしまうのです。 そこで、農家の古老に教えを乞うべく、尋ねて回りましたが、殆どの方が 『粟は植えた事がない』 との事。 『さあー大変』 と、来年の事を考え、性根をすえて人選し、もう一度尋ねまわりました。 そして、粟の種蒔きは、『山百合の3番目の花が咲いた時』 との事。 昔、 『柿の花が咲いたら ? の種蒔きを』 とか "ソバ" 種蒔きは 『"二百十日は土の中 』 など聞いたのを思い出しました。 どうして書き留めて置かなかったのかと今、悔やまれてなりません。 
昔の人は賢かったと思います。 こんなに気象変動があると、暦の通りには行きません。 植物同士のほうが確実です。 『今からでも遅くはない』 と、種蒔きの記録と結果を、つぶさに書き残す事にしました。
"ピーコちゃん" の餌には、細心の注意をしながら "稗" を収穫することにします。


9月10日 (水)   稲の 成長

 9月始めに稲の花を撮影に行った時、稲の花は散って稲の穂が垂れ始めており、半月ほど早く田植えの終った隣の稲は、もう全部穂が垂れていました。 あの日から10日足らず今日行ってみると、写真左が紅梅園の稲、真ん中が半月ほど早く植えられた隣の稲穂です。 毎年、収穫までには追いつくので、私達は、田の草取りの回数を少なくしようと思い、遅く植えるのですが、今日見ていて、みんなと一緒に植えても、稲が大きくなれば、太陽の光を遮るわけだから、草も生えないはず、、、と、考えました。 
なんだか、稲たちが廻りの稲に追い付こうと、必死で頑張っているようで可愛そうでした。

20080910-1.jpg 20080910-2.jpg



9月6日 (土)   稲の穂が 垂れ始めました

 今月の2日、仕事帰りに立ち寄ったとき、田の稲は花盛りでした。 稲の花は本当に地味ですが、とっても風情のある花なので、ホームページで皆様に写真紹介しようと ”ワクワク” しながら帰ったのですが、すっかり忘れて昨日 ”しまった!” と、急いで行ったところ、ご覧の写真のように花はすっかり散り、もう穂が垂れ始めていました。 又、1年待たないとご紹介できません。 田植えは、6月に入ったらボチボチ始まって6月の中旬には終りますが、私達は、田の草取りを少なくしょうと、6月25日頃植えますから、ずば抜けて一番最後の田植えなので、稲の花はもう何処にも咲いていません。 田植えは10日遅れても、開花は2〜3日しか遅れません。 収穫は殆ど一緒の頃です。
数年前まで台風銀座と言われていた、こちら南九州には毎年上陸していた台風が、異常気象のせいか東に傾いたかわりに、今年は梅雨時のように雨が続きました。 粟も虫に喰われたりなぜか穂が出ません。 お彼岸も来ないのに真っ赤な ”彼岸花” が咲いて、作物も私達百姓も 面食らってしまいます。 何かが変です。
写真左は、稔り始めて垂れ下がり始めたばかりの、昨日の稲穂。 真ん中は、秋ジャガイモの新芽 霜の降りる頃収穫します。 隣は植えつけて十日目の秋カボチャ、これも霜の降りる前には収穫します。 皆様へ発送する荷物のパッキン代わりの準備です。

20080906-1.jpg 20080906-2.jpg 20080906-3.jpg





ホームに戻る土へのこだわり成分分析会社概要商品紹介有機野菜ご注文お問合せ
Copyright (c) 2005 KOUBAIEN All right Reserved.