Diary 2007. 9
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9月29日 (土)   風呂場の 窓近くスズメバチの巣

 暑さと年のためか朝、風呂に入ると体の目覚めが良いので、朝風呂に入っておりますが、今朝寝坊して7時過ぎになり、窓のすぐそばの藪椿を何気なく見やったところ、丸い大きなものがぶら下がっているので良く見ると、スズメ蜂の巣でした。
3年か4年前は、トイレの窓に大きな巣を作り、トイレの中からスズメ蜂の家庭?が丸見えで、子育てや掃除などまめに働き、時々いたずらして、窓のほうから”トン!トン!”と巣を叩くと、直ちに護衛蜂が羽を広げ震わせながら、くるくると警戒見回りを始めるのです。 皆は怖がって心配しましたが、安全と安らぎさえ確保できれば、本当に温厚で、すぐ頭の上を”ブーン”と飛んでいても何もしません。 蜂だって忙しいのです。
今年の巣も、何年か前のトイレの巣から、2mも離れていない、すぐ前の藪椿の茂みの中です。 デジカメを持って外にまわり、良く見ると護衛蜂が1匹、巣の外回りをクルクルと見回っていました。
『写真だけ取らせてね』と、近づき2枚撮ってきましたが、今年の巣は家の外だったためか、トイレの窓の巣の半分もない、直径が30cm足らずの楕円形の、ボールのような巣でした。
写真をご覧下さい。 左の写真は風呂場の中から写しましたが、次の写真は陽の当たっている蜂の巣の丸い真ん中に、護衛蜂が1匹見えるでしょう。 私達と共存しているスズメ蜂ですから、近くに蜘蛛が網を張っていたので、『あっちへ行け!』と網の巣を壊してやりました。 

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9月27日 (木)   温暖化の 影響

 温暖化のせいか、9月になつても気温が高く、草は伸びて草刈が1回余計に多くなり、秋冬の野菜の種蒔きをしても、うまくいかず、四苦八苦しながら何時の間にか半月たってしまいました。

夏大豆と夏小豆は、理由も解らないまま実りませんでしたが、秋小豆は8月21日、小松菜と共生していた小豆を、小松菜は小豆の敷き草にして中耕しましたが、今、いっぱい実鞘をつけています。 又、8月17日、本葉5枚だったカボチャは、いっぱいに広がって実もつけており、カボチャは南方系のためか順調です。
梅も、17年度は、12月後半に入ってから急に宮崎では本当に珍しい大雪が積もったお陰で、年を越してからやっと、花芽が見えたのです。 しかし、昨年は心配していましたが、梅のほうが賢くなり、暖冬でも花芽を用意しており、今年も遅ればせながら、わずかに花芽らしく見え出してきました。 
この異常気象は人間だけでなく、植物も動物も本当に不安な毎日です。 彼岸花も1週間、開花が遅れましたが、今のように環境の変化が早すぎると、自然共生のバランスも、ジワジワと、おかしくなってくると思います。 温暖化を早く食い止めないと!、森や林を早く増やさないと!、心は焦るばかりです。


9月12日 (水)   野菜の種蒔き

 カンカンに焼きついていた陽も、俄かに秋の気配に変わりました。 大根や白菜など種蒔きの季節になりました。
高島屋の催事も終わり、又、草刈り等梅園のていれや里芋等の最後の草取り、秋カボチャの世話等忙しくなりました。 キャベツの青虫もキャベツと一緒に太りだして、ぽこぽこ葉っぱに穴を空けだしました。
今日は小雨の中で、藪椿の実の収穫を終えて帰ると、神戸灘区山田町のK様から 『、、、品物が新鮮なお野菜と共に届き、夏の疲れが一気に取れそうです。 大地の恵と皆様の努力に感謝いたします。』 と、あり、神奈川県三浦郡葉山町のAさんからも 『冷たいまま届いたお野菜、生きた土に育つた植物の美味しかつたこと。 お腹の調子の悪い家族がおりますので、梅肉エキスは手放せません。スタッフの皆様のご健康を、、、』と、お買い上げ下さったお客様から、御礼のお便りを頂く幸せ、本当に恐縮いたします。

急に事務所の外は、秋雨の気配です。 


9月8日 (土)   カボチャの 免疫力

 先月の17日、有機に切り替えて数年の畑のカボチャが 『大丈夫かな?』 と心配でしたが、あれから20日、無農薬で乗り切って写真左のように元気いっぱい伸びだし、花芽もついていました。 その隣には、シソの畑を耕運してそのまま、ひと足おくれのカボチャの苗を植えました。 シソはそのまま置いておくと、カボチャの肥料になるのです(写真中央)。 草も野菜も人間も、みんな同じレベルで自然の仲間、共生していくのが私の有機栽培です。 台風で生き延びたギンナンも、色づき始めていました。 ギンナンは落ちると臭いそうですが、4本あるギンナン全部、匂いは全くしません。 共生しているからではないでしょうか。

 今日は、NHK宮崎放送局が開局して70年。 私が小学2年生(8歳)の時で、家庭のアンテナは孟宗竹で、たしか10メートル以上あったと思いますが、大きな孟宗竹の足場を嵩上げして、とても高く、夜になるとモマ(むささび)が、スルスルッ!と駆け上がって、ピカリ!、と目を光らせ、恐ろしさに震え上がったのを、しっかりと覚えています。 あの頃、真っ暗な夜、ギャァーッ! ギャァーッ! とすごい声でなくモマ(むささび)は、私達子供にとっては『魔物』でした。 『早く寝ないと又、モマが来るよ!』と言われると、私をかしらに妹弟3人は、すごすご身を寄せ合って寝たものです。 又、夜起きている時『ギャァーッ!ギャァーッ!』と裏山で啼くと、一番下の弟は、ワァッ!と泣き出して母にしがみつき、私と妹は両親にすり寄ったものです。
あの頃、、、裏の孟宗竹の梢を風が渡り、北向きの狭間田の湿田には、氷が張り詰めて、下駄履きのまま歩いて、すべって綿入りの半纏を濡らし、怒られて、、。 今は温暖化と環境汚染で、氷どころか霜柱もなく、ドジョウもメダカも、鮒もハヤも消えて、昔、聞いた蛙の声よりも、聞いた事もない、正体を見ることも出来ない蛙?の声が聞こえます。
すばしっこくて、ソーッと近づくと、バシャッ!と、小さな水音がするので、蛙だろうと思います。 早春 春めいた雨の夜 『クルルッ! クルルッ!』と声がするので、渡りの水鳥とばかり思っていましたが、、。 もう10年くらい前からでしょうか。 環境の急変は不気味に感じられます。 温暖化防止は世界中が急がないと、氷河が溶けたら水不足で、人間もみな生物は生きていけません。 紛争どころか、世界中みんな力を合わせて、共存しかないと思うのですが、、、。

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9月4日 (火)   後継者達は 日本橋高島屋へ

 5日から10日まで、日本橋高島屋の8階催会場での 『第26回記念 日向自慢 みやざき展』 に参加のため、今朝出発していきました。
今、紅梅園では、予約待ちのお客様のため、梅干 『特級品』 の天日干しや選別で、緊張の毎日です。 心の中では、 『展示会どころではない』 との気持ちもありましたが、展示会場で、お得意様と直接お会い出来るのは、何よりの勉強と思い、78歳の私が留守を守る事にして、参加させて頂きました。
今日も東京世田谷のM様から、『紅梅園の梅肉エキスと出会ってびっくりしました。こんなにも体調が良い夏は初めてです。 今年は猛暑にもかかわらず夏バテ知らずでした。 主人の原因不明の湿疹も、エキスのお陰ですっかり治りました。 へたな薬以上に効きますね。』 と、お便りがとどきました。
又、昨日は、富山市岩瀬白山町の T様から 『記録ずくめの猛暑がつづきましたが、この暑さも貴園の梅肉エキスで、なんとか乗り切ることができました。、、今や数々の貴園のお品は、私どもの健康維持にかかせない必需品となっております。』 このあとに 『ほんとうに貴園との出会えました幸せを、しみじみと感じております。』 と結んでありました。 
私がお客様からの、このようなお便りに感謝の涙をこぼすのは、年のせいかもわかりませんが、利益よりも、人の命と健康に役立つ食品を目指して40余年、いろいろと試行錯誤、過ぎてきた歳月が走馬灯のように浮かび、 『苦労の甲斐があった!』 と、感無量だからです。 又、畑仕事に慣れない 大学を卒業して2年目の社員まで、率先して勤務時間を超過しながら頑張っており、何よりの社員教育にもなり、有難い事です。 何もかも日本の先人達の 『食の知恵』 のお陰様です。 


9月1日 (土)   今日は 二百十日

 9月1日は 『二百十日』 です。 昼間は焦げるような暑さですが、夜になると先ず、クツワムシが『ガチャガチャ』と、うるさく鳴き始め、少し峠を過ぎた頃から今度は、ウマオイが 『スイッチョン、スイッチョン』と、対照的に涼しい透き通るような、細くてしっかりした声で、鳴き始めます。 ほんとに、昔ながらの、涼しい初秋の夜になります。
『紅梅園の周辺だけですね。 虫の声が昔と変わらない。 『虫を聞く会』を』 と、云うことで、十五夜の夜は梅園内に筵を敷き、月と虫の声をサカナに、『飲み会』もします。

 昔から、『ソバの種蒔きは《二百十日は土の中》』 と、聞かされておりました。 しかし、今年は種蒔きしておりません。 まだ暑いから、、少し涼しくなってから、、と、言っていると、植物は、気温と、日照時間も深く関係しておりますので、『百姓』は、この異常気象では、ほんとに考える事が多すぎて、大変です。 今週中には、ソバの種を蒔く予定です。




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