8月30日 (火)
秋の 気配の中で
猛暑のこの夏、自分の年も忘れ、弱りつつある体力にも気づかず、精神力に押し捲られて働きすぎて、三日連続 それぞれの専門病院の診察で、”脳血栓予防””不整脈のトンプク””アレルギーの薬”と、一挙に大変な薬、、。飲む順序などおろおろしている処に、兵庫県西脇市の稲垣香子様から お便りがきました。 「丹精込めて育てられ、作られた ”梅肉エキス” を飲んだり 口にいれたりしてもう十年以 上になります。 あふれる情報社会のなかで、私の体に入り 陰の力になってくれるのは、紅梅園の梅肉エキスであり、働いてくださる人々であり、、」 と、お礼のお便りのなかに 『「昔の人の知恵が助けてくれます」 とのメッセージには、とても心強く、、、』 と 読んでいく内に、はっと気付きました。 私は ”ボケ” が先に来て、梅肉エキスを、しっかり飲んでいなかった事に気付きました。 三日連続 診療に回って、最後の病院のアレルギーの薬を初めて飲む時に、忘れていた自分で作った梅肉エキスを、コーヒースプーンで たっぷり飲んだとところ、一昼夜殆ど眠りっぱなしに眠り、翌日の日曜日も、夢うつつですごして、月曜日はすっかりアレルギーも消え、元気になったのです。 日本橋高島屋での販売のため、今日出発した孫の後継者を、元気で送り出せたこと、本当に感謝でした。 稲垣様のお便りの最後に 「梅にも 花にも 木々にも 全てのものに、、西脇より 有難うございます。」 と結んでありましたが、私こそお客様に気付かされ、感動でした。 稲垣様からのお便りは、本気で気付いた ”老い” に戸惑っている私への 神仏からのプレゼントでした。
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8月2日 (火)
今日から 第三の人生
生まれてから82年。 日本の伝統農業と食文化の伝承を志して50年余。 ようやく紅梅園を託せるメンバーが揃って、今日から、自分のための人生を、考えられる時がきました。 先ず 朝、時間を気にしないで起きました。 何だか、小学生の時の 夏休みを思い出して、無性に嬉しいでした。 「隠居」と なるのでしょうが、先ず娘をリハビリーに送って、九時半帰宅。 朝取れゴーやのチャンプルを、朝食のおかずに足して、十時から朝食。 何だか落ち着かないので、テレビをつけました。 ちょうど 『マレーシア巨大昆虫の世界』 の番組が、真っ最中でした。 私は ”一人大将” になって、堂々と気ままな食事をしながら、自分も現場に行っている気分、、。 カメラマンが、私の代わりに、ジャングルを登ったり、下ったりしながら、綺麗な珍しい花や、見たこともない昆虫など写しながら、丁寧に見せてくださる、、。 そのうち、『大カブトムシ』 たちの相撲が始まった。 ナレーションの行司のうまい事! 上手なこと!。 箸も止まって、ジャングルの、苔むした巨木の観客席の一番前で、身を乗り出して応援!!。勝ったカブトムシや、クワガタの ”ガッツポーズ” の逞しく勇ましいこと! 『ワアーッ!』 と、大声で応援して、自分の声にびっくり! 思わず当たりを見回すと、ここは事務所ではなく、誰もいない ”我が城” 。 テレビを見たり、チャンプルを食べたり、ご飯を食べたり、、怒る母もいないし、見ている子供も 誰も見ていない、、やりたい放題。 この世で一番大事なものは、『時間』 だと、常に 『一石二鳥』 を考えながら生きた私が、 『時間はたっぷりある』 と、考えられた、本当に自由を満喫した、午前でした。
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