Diary 2009. 8
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8月21日 (金)   梅のすごい 生命力

 ”モンパ病” に根をやられて、あの 『ホタ木』 になって横たわり、朽ち初めて ”ホネホネ” なっていた鶯宿梅の古木から、徒長枝が伸び、いつの間にか若木となって、今では、りっぱな実を着けるのですが、写真右の、横から見るともとの ”ホタ木” がそのままに、前から見ると生い茂った梅の枝葉で何も見えませんが、地に膝をついてよく見ると、左の写真のように、新しい根っこと、腐れ残った元の根と絡み合って、何時まで見ていても、何回見ても飽きない生命の逞しさ、しぶとさを感じさせて、『生きている』 事の感動を与えてくれます。 

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8月20日 (木)   土用干しの 頃

 梅の土用干しも終盤戦になりました。土用干しを終えたばかりの梅干は、とてもいい太陽の薫りがして、暖かいきれいな紅色をしています。 無農薬なので、青梅特有のソバカスのような斑点まできれいに見えて、とっても健康丸出しです。
梅干干し場の近くには、このヒリヒリと焼け付くような暑さの中で、薄いすけるような花びらなのに、炎天の太陽に顔色ひとつ変ず、サルスベリの花が、不思議なほどしっかりと咲いています。 しかし、庭の一角ではキキョウの花が、秋の気配を漂わせて、田舎ならではの夏の終わりが見え隠れする季節になりました。

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8月11日 (火)   お盆前の草刈は 今日まで

 お盆前に草刈を済ませようと、先ず直線で梅の樹が高い場所は、雑草刈り機が先行します (写真 左)。 次に梅の根の近くとか、傾斜地や土手は、背負いの草刈機で刈り進みます (真ん中の写真)。 最後に、右の写真のようになったら、鎌で梅の根に傷をつけないように刈って仕上げになります。 皆で頑張りましたが、お盆前の十一日と十二日はシソ摘みと、梅干のシソ漬けで、刈り残しの五分の一 約一ヘクタールは盆明けになりますが、一週間後の草は、どこまで伸びるか思うと、 ゾッとします。 しかし、伸びた分だけ肥料になるのは間違いないのですから、頑張るしかありません。
『今日 届きました。 お野菜まで、、、故郷からの贈り物のようで、ほんとに嬉しいでした。 大事に、有難く頂きます』 と、大阪の近藤様から、お電話のお礼に、”買って頂いた上 お礼だなんて、、” 有難くこっちと 向こうと双方で 『有り難う御座います。 有り難う御座います』 と、お互いに言い合って、、、。 良い仕事に感謝しています。 

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8月6日 (木)   日本蜜蜂の 初めての夏

 今年のはじめ、日本蜜蜂を四箱買って、梅園に置いています。 二箱は梅園の中に置いてあるので、風通しも良く涼しいのか何時もとかわりませんが、もう二箱は事務所近くの、梅園の端に置き、ニガウリの棚を日除けにしています。
梅園に行った時、蜂箱の様子を撮影してきたので、事務所近くの蜜蜂も覗いてみたら、真ん中の写真と右の写真のように、密蜂がビッシリと箱の外に出ていました。
林の中の洞に住んでいるはずの日本蜜蜂ですから、この異常な暑さに耐え切れないのでしょう。 蜂といえども ”命” は同じたった一つの命ですから、風通しを良くするために、周辺の通風が良くなるよう、ゴーヤは可愛想でしたが、つるを払ってやりました。

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8月5日 (水)   梅園の 土の力

 八月に入って 毎日大変な暑さです。 お盆前に梅園はきれいに草刈を済ませるべく、草刈をはじめました。 下の左の写真は、梅の収穫後、草刈を済ませた七月二十日の写真です。
真ん中の写真は、梅園の同じ場所の 今日の状態です。 右の写真も今日の同じ梅園の写真です。 まだ十五日、、半月しか経っていません。 あまりの草の伸びように、『アーー』 と溜息と一緒に座り込んでしまいました。
しかし、この逞しい梅園の土の力があるからこそ、この不安定な気象条件の中でも、農薬を全く使わないで梅や野菜が生産できるのです。
『一日も早く草刈開始!!』 と、シャッターを切るとすぐ立ち上がり、事務所に帰りました。
お盆前までに、全部草刈を済ませないと、お盆休みが終った頃は、育成中の梅は見えなくなり、草いきれに蒸れて、駄目になってしまいます。 叉、刈った草は、そのまま梅園の肥料になるのですから、、、。 『四の五の言わず 作業開始!』 あるのみです。 逃げ場はないのですから、、。

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