Diary 2007. 8
メニューに戻る
8月21日 (火)   草と共生の 小豆

 先日、小豆畑の中に自生した小松菜を食べた後、小豆畑を通りかかったら、もう小豆は見えません。 あわてて一昨日の朝から、5時起床 6時から9時過ぎまで3日間、一生懸命草抜きをして、今朝終わりました。 明日は、中耕(土寄せ)をする予定ですが、それが終わると小豆が実るのを待ちます。
下の写真左は、草を取りかけの小豆畑、次は 抜いた草は小豆の根方において、日除けになった後、右写真のように『土寄せ』しておくと、微生物達の食べ物になり、微生物達のフンや死骸が有機の生きた土壌となり、小豆を育てその小豆を人間が食べて、、、と、輪廻は巡って共生していきます。 

20070821-1.jpg 20070821-2.jpg 20070821-3.jpg



8月17日 (金)   シソ摘みで 熱中症

 昨日に続き今日も大変な暑さ。 今日から2回目のシソ摘みですが、出来ればシソ摘みを日延べしたいのですが、日照り続きに、2回の台風やらでシソの芽立ちが遅れているので、これ以上シソ摘みを延ばすと、シソの『質』が落ちる心配もあり、土建業の応援で人数を増やして取りかかりましたが、10時の休憩後、仕事に取り掛かって間もなく、一人が熱中症らしく『気分が悪い』と言うので、中止しました。 夕方時間延長で済ませることにしました。 本当に皆が 『くそ熱い!』日がつづく!、と言う気持ちがわかります。

しかし、この炎天下でも、畑に行って見たら、『元気畑』(農薬の汚染を知らない畑) は、小松菜がシャキッとしていて、かぼちゃの若苗も暑さなど、『どこ吹く風』の様子で元気でした。 有機の土に切り替えて(買ってから)5年目の畑のカボチャは、同じ日に種蒔きしたのに、比較したら写真の状態です。
左は元気畑のカボチャ、真ん中が同じ元気畑の小松菜。  右は、有機栽培に切り替えて5年目の畑のカボチャ、可愛想ですが、農薬は散布しません。免疫力をつけさせます。

20070817-1.jpg 20070817-2.jpg 20070817-3.jpg



8月16日 (木)   極暑の 生産作業

 お中元の商品包装や発送で、お盆は目の前に迫り、梅園の草刈組みと、ダイレクト発送の準備に分かれて頑張りましたが、極暑に振り回されながらお盆にずれ込んで、私と後継者は休み返上でした。
それでも、夜は『迎え火』を炊き、『送り火』も炊きました。 毎年の事ながら、お盆と終戦の日が重なり、極暑も関係なく夜になると『クツワ虫』方言では(ガチャガチャ)と、その鳴き声(薄い羽をこすり合わせ 震わせながら出す)のけたたましさは、あの62年前の暑い夏の日と同じです。 さめざめと泣きたい年もあり、しみじみと仏前に手を合わせ、ご冥福を祈った年もあり、62年も過ぎたとはとても思えません。 
私達は子供の頃、『自分の尺度 (価値観・主義・知識の範囲?) で人を測るな』『先ず相手の立場に立って考えろ』とか『言いたい事は明日言え、食べたいものは今食べろ』等など、昔の、、先人達の教えを思い出すのもお盆で、今年は雨の音のなかで、ぼんやりと身近な身内の人や、亡くなられたお得意様方と話すともなく向き合ってすごしました、夜だけでしたが、、、。
お盆があけて今日、畑に出てみたら、小松菜がいっぱいでていてびっくりしました。 一ヶ月近く前に種蒔きした小豆たちは、小松菜にうずまっていました。 小松菜のたくましい事!。わずか一週間で、種蒔きもしないのに芽を出して5〜6cmに伸びているのです。 『さすが小松菜!』と褒めてやり、さっそく味噌汁で戴きました。

左の写真は 小松菜にうずまった小豆。 次は小豆の周りの小松菜を味噌汁に抜いた写真です。 

20070816-1.jpg 20070816-2.jpg



8月3日 (金)   台風一過

 台風一過、今回は時間も短かったし、『助かった!』と思ったのに、暴風雨で葉っぱが吹き飛んでいました。 風が低かったのです。 3尺菜豆もゴーヤもヘチマも、棚ごと倒されて、菜豆は駄目になりました。 ギンナンも吹き落とされて一杯落ちています。 4号台風は風が高くて、梅の大木が裂かれて、菜豆などは助かったのに、、。
ハウスは今回も大丈夫で、粟の双葉は助かりました。 左は助かった粟の双葉(赤ちゃん)。 真ん中は社員の成樹君(生後85日)の人間の双葉ちゃん。 右の写真は、左から事務兼受付の椎葉(成樹君の母親)、2人目が製品や加工など中堅?の深瀬、その次が78歳直前の老社長、右端が社長の孫で後継者の徳重、見かけや体格は頼もしい限りなのですが?。 

20070803-1.jpg 20070803-2.jpg 20070803-3.jpg



8月2日 (木)   台風被害

 以前お客様から『小鳥の餌に無農薬の稗が欲しい。』とのご相談に、『自分の子供と一緒だな』と感じ、田の稗を一部残して収穫、お届けしました。 『ほんとに良く食べる』と、感謝のお電話に嬉しかったのですが、田に、残りの稗の種が散らばり、翌年は稗取りに大変な苦労をしました。 
今度は、『粟なら?』との事でしたが種がありません。 『種』だけは残して置きたいと、かねて探していたので、『種を約2870粒、手に入れました』と届きました。『貴重品の種』ですから、『一部は試験場に依頼しよう』とも考えましたが、限りのある種に、依頼主への責任と、折角手に入った種の責任に、腹を据えて、自分一人で取り組みました。
1回目7月8日蒔いたのは、13日の4号台風で全滅。2回目は、季節がおくれるので、畑が乾くのを待ち、20日頃植えましたが、雨が降らないので散水までして、やっと間に合うと安心した矢先、ついうっかりして、気付いた時は、カンカン日照りに、小さな小さな5ミリもない、チリチリした粟の赤ちゃんの枯れた姿でした。 忙しい毎日の作業と、あの灼熱の暑さに参って、ついうっかりをしてしまったのです。 
そして3回目、万一を考えて、種を残して置いたので、今度は、社員全員の目の届くところの、ハウスのトマトを犠牲にして、その後地に粟を蒔きました。 今、双葉の粟ですが、今日又、5号台風の予報です。
ハウスの台風対策を急ぎながら、私は生まれたばかりの粟に『今度は大丈夫!。ハウスが守ってくれるからね。ナイロンもかけておくからね』と、上からナイロンをかけて、四方を土に埋めてやりました。ハウスが吹っ飛んでも、地に張ったナイロンが守ります。
台風情報にシソも2回目を摘み、明日は台風が来ようと嵐が来ようと、工場の中ですから、梅干のシソ漬けをします。




ホームに戻る土へのこだわり成分分析会社概要商品紹介有機野菜ご注文お問合せ
Copyright (c) 2005 KOUBAIEN All right Reserved.