Diary 2008. 7
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7月22日 (火)   炎天下の シソ摘み

 田の草取りは水の中で、早朝でも良かったのですが、シソ摘みは、シソが朝露で濡れているとうまく摘めません。 しかし、この炎天下でのシソ摘みは、どんなに工夫しても地獄なので、昔のお茶摘み機を買って改造し、今年から一旦 お茶摘み機でシソを刈り取り、それを工場の中で整理する方法に切り替えたところ、本当に助かりました。
男性3人で刈り取り、女性組が、工場の中で洗ったりするのですが、水が深井戸の冷たい水なので、外の暑さを全く感じなくて、 『極楽 極楽』 と本当に助かりました。 『窮すれば 通ずる?』 まさに その通りでした。
左の写真は、茶摘み機を改良した 『シソ刈り機』 でパーァッ! と一気に刈り進みます。  真ん中は、陽が翳り始めた家に帰ると、何やら懐かしい香り、、。庭木の 黄楊の枝につるして置いた 『フウラン』 が、花の真っ盛りでした。 『フウランの花は今頃だったかしら?』 と、嬉しくなりました。 右は 大きくなり始めた ギンナン。 重くなって、枝が低く垂れ下がってきました。

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7月21日 (月)   人生で かけがえのないもの

 人生でかけがえのないものは、命と時間、、。
18日〜19日 田の草取りをして、日曜日はうだる暑さと疲れで一日中昼寝。 洗濯も、、掃除機もかけないと、、トイレの掃除も、、など等、夢うつつの中でした。 そして今日、涼しいうちにと、朝6時前から、先ず洗濯機を回しながらトイレの掃除。 洗濯物を干しながら次の洗濯物を洗い、軒先から庭いっぱいの干し物を広げながら、次は部屋の片付けついでに、押入れの上から箱を引き下ろして中の整理。 「何時か又、、」と捨てがたく仕舞って置いた服を1枚1枚広げると、それぞれの服の思い出が後から後から連なるように浮かんできて、1枚も捨てられない。 何時の間にか 私にとって服でも ”物” ではなく、 それぞれに ”命” があるようにさえ思われます。 昭和の戦前時代、私達は12月8日は ”針供養” もしておりました。 結局又 仕舞いこみました。 「社員の子供服にでも仕立て直して、、」。 しかし、私の残り人生はあと何年? 。 本当に ”時間” がもっと欲しいです。 


7月9日 (水)   田の 草取り

 無農薬で 『ひのひかり』 を生産していますが、昨日と今日は、田圃の草取りでした。 早朝か夕方でないと、この暑さの中で病気しますので、田の草取りの日は、早朝6時出勤、9時まで3時間草取りして、一旦帰宅して午後2時まで自宅休憩、午後2時出社して2時間会議やいろいろ済ませて、夕方は4時から6時半まで又、草取りして退社。 この時間割にして草取りを始めました。 無農薬栽培なので、稲の間隔を広く取り、風の通りを良くする為2条植えですから、多少収穫量は落ちますが、お米は皆様 美味しいとおっしゃって下さいます。
左の写真は、子供3人の事務担当を除いて、女性2人の社員と後継者。 次の写真は、3回目を進んでいる3人と、2まわり遅れてやってきた新社員、初めての草取りです。 私は田の中に入って、全員に草取りの手本? をして見せて、カメラマンに早代わりしました。 きれいに草取りが出来ていますようにと、祈りたい気持ちです。

それから、私は、自然の摂理の原理をそのままに生かした、本当の完熟堆肥を求めて、宮城県の ハザカプラントまで行ってきたいと思います。
『ピンチはチャンス』 ですから、この機会に自給率を上げるため、少しでも自給自足の日本本来の有機農業を取り戻すため、どうしても、祖先伝来の堆肥がほしいのです。 15年前、あのブラントを尋ねたとき、あの遠くからでも判った昔懐かしい堆肥の ”良い香り” が忘れられません。 環境汚染にもなつている畜糞尿や、色々の残渣や生ゴミ等、有機物なら全部、木材の ”リグニン” まで30日以内で分解し、成分豊かな土 (堆肥) にしてしまいます。
あのプラントを正しく運転させた堆肥があつたら、有機栽培は、本当に誰でも出来るのです。 私は、命のあるうちに、どうしてもあのプラントの堆肥 (土) で、祖先からの伝統の有機農業を実証したいと思います。 心の何処かで、『運悪く、ドカンと 大地震が来たら?!』 と、ちょっと心配もしますが、頑張ってみます。

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7月7日 (月)   梅雨が明けました

 日曜日、梅雨明けが報道されるや、カンカン日照りに一番喜んだのは、雑草のようです。
今日、シソ畑を見廻ったところ、先週は気づかなかったのに、わずか一晩か二晩で、シソの畝と畝の間には、雑草が ”ワッ!” と生えていました。 左の写真です。 大きくならないうちにと、慌てて畝と畝の間の雑草を管理機で処置しました。 この暑さのなかで草取りは、自殺行為? とさえ言う人がおります。 除草剤を使わないで、手作業でするのを、『馬鹿正直に、、』 と笑う人がいたそうで、 『馬鹿はあっちよ!』 と、言い聞かせかせております。 写真の真ん中が、シソの草対策の管理機で除草したシソ畑。 もう日暮れて薄暗くなつていますが、後継者の俊一郎の運転する管理作業機の音が続いております。 写真右は、山椒の実の採取の見落としで、色づいてきました。

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7月5日 (土)   梅干の シソ漬け

 私が子供の頃、梅雨は 『陽7日 雨7日 風7日』と言っておりましたが、今年は雨と曇りとだらだらと、一向に陽が射さないものですから、シソの育ちが遅れ、第一回目のシソ摘みが7月になってしまい、昨日と今日 シソ摘みでした。
午前中摘んで洗って、午後塩揉みして梅干のシソ漬けをします。 何もかも手作業なので、仕事の段取りが悪いと、仕事がはかどりません。 早く済ませようとして手抜きすると、尚悪いので、私は 『閻魔帳面?』を持って、感情を出さず、じっと見守っているのです。

マニアルの通用し難い職人仕事は、根気と忍耐と誠意等、『錦織りみたいかななー』 と思ったりしながら社員を 『教育 (薩摩では ”仕込む” と言いますが、、)』 していきます。
写真は やっと刈れるようになったシソ畑。 次は しっかり出来たシソ。  右は 今日の ”ギンナンの実” です。 もう丸くなってきました。

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