7月12日 (木)
今日も又 豪雨です
今日も、豪雨がつづいています。 傾斜地の土砂が崩れて、道路をふさぎ、畑でも雨が作物を押し流し、小降りになると、後には土砂に半分埋った野菜がみじめです。 間違いなく60年ほど前までは、日照りの時でも田の周辺の小川には、小さな湧水が幾つもあって、学校帰りの水のみ場でした。 沢蟹がガサゴソと走り回り、素足のクルブシ当たりまでの小川の水は冷たく、カワニナをすかしてサラサラと流れていました。 豪雨でもたいして水嵩は変わらず、大粒の雨がパシャパシャと小川の水面を叩き、真っ白なしぶきのなか、唐傘の激しい音の中で立ち往生した事もありましたが、雷が怖いだけで、水が怖いなんて思った記憶は、一度もありません。 里山や林や森が、調整してくれました。 今はこの田舎でも、大雨が降り出すと子供は家に避難しますが、私達の時代は、逆に、どうせ雨に濡れるのだから、今だ!、とばかり外に飛び出し、雨に打たれながら、泥遊びをしたり、小川に走って思い切り濡れて、嬉々としてドシャ降りを楽しみました。 今の大雨は、なにやら不気味な感じがします。 昔の、ピッチピッチ、チャップチャップ、ランランラン! と楽しめる時代がかえってくるのでしょうか。 地下水は減少しているのに、地上では、森や林の乱伐が増え、レジャー施設など、何処もかしこもコンクリートやアスファルトが増え、台地を潤すはずの雨水は、一気に河から海へ流す、、、。 降った雨は、地下に浸透する時間も、場所も激減し、全部の雨水を一気に河に集めるのですから、限界のある河川は、氾濫するのが当たり前だと思います。 私達は『どんぐり千年の森』運動で、毎年伐採された山の跡地に、どんくりを植えて10周年を迎えました。 第1号地の禿山は、今、どんぐり山に変身、沢の流れもできました。 年はとっても、動ける間は頑張らなくては!!。 台風もこちらに来そうで心配です。
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