Diary 2007. 3
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3月29日 (木)   又 増えた夢

 先日お彼岸に、草餅(ヨモギ餅)を作りました。 後継者にもち米を用意させて、いざもち米を蒸して餅を搗く段になって、玄米のもち米なのに気付きましたが、そのまま、草餅を作りました。 食べてみると粘りはないのですが、プッツン!プッツン!きれて案外小味があって美味しいので、親しい方におくりました。
その御礼のお手紙のなかに『、、、。さて、徳重様もそのうち《野菜セット》を発売なさっては? そしてそのうち、梅様と野菜さんたちのところへ、訪問の旅をたのしまれては? 更に向笠女史のように訪問記を、ご本にまとめられては? いろいろ楽しい夢をおもちになられ、天与のすてきな人生でありますよう 心よりお祈り申し上げます。、、、』。
 みんな、商品つくり、梅園の手入れと忙しく、私は事務所で、一人電話の応対やお客様の応対を受け持ちながら、わが身の幸せに胸迫る思いがして、ティッシュで鼻をかんだり、目を拭いたり、そのうち、、いつか、買い支えて下さったお客様がたに、御礼の行脚が出来たら、どんなに幸せなことだろうと、夢ではない、実現できる希望の夢に、身のうちから、ムクムクと元気と若さが湧いてくる思いです。 又 夢が増えました。 又、寿命を延ばしていただかないとなりません。 夢見心地で溜息がでます。
左の梅の枝には、しっかりとカマキリの巣がくっついています。 梅の葉が開き始めて、害虫が増える頃、このカマキリの硬い巣の中から、薄みどりの小さな小さな、ほそーいカマキリの子供がワッ!と、いっせいに生まれてきて、梅を守ってくれます。 今年は白もくれんが今散り始めて紫のもくれんが、咲き始めました。 右の写真は今日の梅の実で1日、1日太ってきます。

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3月28日 (水)   日に日に 梅の実が太ります

 昨日の雨がやみ、梅の枝を仰いでびっくりしました。 気温が上がったものですから、自宅前の在来の梅は、若い緑の葉が芽だっておりました。 工場に行く梅園の道沿いの梅も、丸々と太り始めており、いっぱい成りついています。
連翹の花の黄も、昨日の雨に洗われて、金色に輝いています。 これから先、強い霜が降りませんように。 今年こそは、豊作でありますように。私も78歳、頑張りますからお恵みを、、、。梅の実がたわわに成った様子も、もう一度見せて下さい、、、。等など、お願いをいっぱい欲張りました。 

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3月26日 (月)   地球は どうなるのでしょう

 昨年は、一向に寒が来なくて、鶯宿梅は12月初めになつても蕾の発生が見えず、剪定しながら得体のしれない不気味さを感じていたところ、12月半ば、南国ではほんとに珍しい大雪が降り、1月になってやっと蕾が見えてきました。 今年は暖冬にもかかわらず、梅は順調に育ってきましたが、一般の植物は、それはオカシイ?現象です。 2月まではこの『紅梅園便り』でお伝えしたとおりで、この3月も、今年は白もくれんが今花盛りで、紫もくれんが咲き始めです。 昨年は19日白もくれんはすでに散って、紫もくれんが花盛りでした。 又、昨年の初ワラビは、4月19日でしたが、今年は今日、20日以上早く、梅園の中のワラビを摘みました。
植物の種類によって、バラバラ、マチマチ、早くなったり、遅くなったり、本当に変になりました。 今頃『地球温暖化』なんて間に合いません。 私は『地球危険度80%!』と、叫びたいです。 今のような対策で間に合うのでしょうか。 戦争はもちろん、争いや主義主張も、一応棚上げして、早く地球危険の対策を急ぎ、共存共栄を急がないと、生きて行き難い地球になるのではないかと心配です。 78歳の老婆心でしょうか。
今年、梅だけは賢くなったのか順調で、今のところ豊作のようです。 写真左と真ん中は、落ち着いた着果。 右はたくましい梅園の『犬フグリ』です。 梅園の中は、何時もの季節より、少し早いだけで、穏やかです。

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3月25日 (日)   親戚・知人にいただいてもらいます

 今日届いたFAXの注文書に、ご注文下さったお客様が頂かれた、きれいな筆文字の御礼のおはがきが、コピーしてありました。 そのおはがきには、『、、、、あたたかいお心遣いの品を ほんとに有難うございました。早速《梅肉エキス》の効果に驚きました。 2日めにして本来の便に感動、昔の人達は西洋医学の抗生物質でなく、殺菌酵素を見つけて取り入れていたのですね。 元気の源を有難う。一粒に感謝夫々の日を送り 喜びを沢山頂戴しました。 先ずは御礼まで』と、ありました。 
そして、お客様からの本文に 『親戚・知人にいただいてもらいます。 姉からのお礼の便りを添えて 申し込みさせていただきます。』とありました。 
何より嬉しいことでした。 『良いものをつくる』事は、経済性は、どうしても後回しになりますので、若い後継者達にとって、このようなお客様からの反応や、ご協力が、何よりの励みになり、遣り甲斐のある仕事になって参ります。
私と後継者達との年齢差は、半世紀50歳以上違います。 これから先の『地球温暖化』は、『地球危険度』です。 いよいよ無農薬で生産する事も難しくなっていくと思いますので、どうぞ皆様方の応援を、心からお願い申し上げます。
 


3月21日 (水)   梅の実が飛び出しました

 今日は春分の日、今年は梅の実が殆どガクから飛び出していますが、昨年より5日くらい早いようです。 若し、この後晩霜が降りると大変なので、梅園の管理に、毎日6時過ぎまでがんばっております。
若い後継者や社員のために、やり甲斐のある会社にしたり、お客様へ喜んでいただけるものを作るには、出来るだけ梅の管理を丁寧にするしかありません。 心をこめて管理し、若い鶯宿梅たちに、頑張ってもらいましょう。

写真左と真ん中は、太り始めた梅の実。 右は、京都嵯峨野にお住まいの エコロジストで元大垣女子短大の学長、アイトワ主催の森 孝之先生(前列向かって右)と、同じく京都の《津の吉》社長の吉田さん(後ろの列右端)のお二人をお迎えして、後ろ左から後継者の俊一郎、その右となり山下、前列左が深瀬、紅いジャンバーがわたくしで、紅梅園の4人です。 もう一人、何時もお電話で応対している椎葉は、臨月のため、お迎えは休ませました。   

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3月18日 (日)   11年目の ドングリ植え

 今日は、『どんぐり1000年の森つくり』の植樹の日、11年目になります。『風土は人をつくる』という理念に基づいて11年前、未来を生きる私たちの子孫に、豊かな風土を残そうと、発足した会です。 会では、秋ドングリを拾い、種をまき、2年間育てた苗を、1枚500円で買ってくださった株主さんと、山に返します。 株券で入った費用は、植えたどんぐりが下草に負けないようになるまで、下草刈りの人件費等に当てます。
今日は、この5月初め、3人目を出産予定の経理担当の2人の子供(2歳と4歳の姉妹)に、自然を体験させようと、植樹に参加することにしました。 毎日、梅園にミネラルの土壌注入をしている後継者は、『勘弁して! 昼まで寝かせて!』と言いますので、『あと45日で、オギァー!と生まれる予定よ。途中で赤ちゃんが出てきたら、どうするの!』と、言っておきました。
今朝、8時集合なので、6時半起きてみたら、おにぎりを入れる容器とリックサックが出してあり、現場で用意される豚汁だけでは、足りないときのためと、卵焼きまで用意していました。
昼過ぎ帰ってきましたが、今、夕方の5時半、まだ起きて来ません。 身長が1m85pの体格なので、もっぱら植え穴掘りだったそうで、ストレス解消になって楽しかったようです。
写真左は、鍬をふるう後継者。 真ん中は、しっかり者の4歳の長女ララちゃん、植え穴を掘っています。 右は、気の強い妹、2歳のキラリちゃん、植えた苗木が雨や風に倒れないよう、足でしっかり踏みつけて? いるところです。 

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3月16日 (金)   お袋の味の 取材

 宮崎日日新聞の 女性記者の方から『取材したい』との連絡を受けたとき、とっさにお断りしたいと思いましたが、『おふくろの味』の取材と聞き、承知しました。 今日、その記事が掲載された新聞が届きました。 『祖父母たち代々から伝わってきた梅干と梅肉エキスについて、《食べ物は、生きるために食べるという先人たちの努力や工夫の結晶だ》、と話す。 そうゆうおふくろの味は《残していく義務がある》とかんがえている。、、、』と続き、『今年78歳を迎える。良いものを残すには自分だけが知っていても駄目』と、言ったこともしっかり書いてありました。
自分の年がかさむにつけ、いくら健康だといっても78歳は、やはり78歳、それなりの年齢を自覚して、私達の時代で消してはならない『先人達の知恵』を、どうやつて昔に返し、後世へ伝えていくのか、眠れない夜もありましたが、お陰さまでホッ!としました。
新聞を読まれた何人かは、私と同じ思いの方がきっといらっしゃるはずです。 宮崎日日新聞関係の方々に、感謝いたします。

どんぐり植樹の、可愛いスナップ写真を、ここに紹介します。 左は 植樹現場の 母子3人。 次は、現場でお弁当を食べたり、もてなしの熱い豚汁を、フーフーする姉妹。 右は、梅園の端っこにある、私の睡蓮の池で、疲れた時、ここで《ささやかな?至福の時》を過ごします。

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3月14日 (水)   梅の幼果が 太りはじめました

 梅の花が散ると、梅のガクが幼い実を産着で包むように、寒さや霜から守っておりますが、3月に入って実が太り始め、ガクが剥がれ落ちて実がむき出しになると霜に打たれ、朝日の直射で火傷したようになって、落ちてしまいます。 しかし、元気な実は頑張って力のない実が打たれますので、いろいろと梅の世話やら、朝日新聞掲載でご縁を戴いたお客様からの再注文の発送やら忙しく、すっかりお便りがご無沙汰になりました。
昨日、食料新聞の取材と、農業大学の生徒さん達の勉強会が重なって、久しぶりに梅園に行きました。 梅園の下草は〔仏の座〕の紫の花が満開で、ヨモギも芽だっておりました。 毎日出荷している皆様への箱の中に、2個づつでも〔ヨモギ餅〕を、紅梅園の春をお届けしたいのですが、私が年とともに動きが遅くなり、思うばかりで実行にならず残念です。 
今梅園では、今年の梅の実に、ミネラルが不足しないよう、野草や堆肥など施肥の最中ですが、お客様からは、今日も御礼のハガキが2通、封書が1通届きました。 何よりも、祖先から伝えられてきた、梅肉エキスと梅干が、『亡くなった母の味を思い出した』『昔の味に出会えて感動した』等読みますと、私の使命が、悲願がかなえられたようで、私のほうが嬉しくて、目頭があつくなってしまいます。
写真は、研修の生徒さんと、取材の方。 真ん中は〔仏の座〕の紫にかこまれた梅の樹。 右は、アシビの花です。 今年は季節がおかしくて、今、紅梅園の周りは、椿色々に木蓮、ボケの色々に岩つつじ、黄水仙や白水仙等色々にチュウリップの色々、アネモネ、れんぎょうの花の黄に、雪柳の白、幾種もの花の色のクリスマスローズまで、季節が一緒になって、〔和洋折衷?〕の花、花、花ばかりです。 

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