2月13日 (水)
昔は良かった! 里山
堀の周辺、狭間田は里山の一角です。 戦後の復興前まで、里山は各家庭の燃料である ”薪” の山でした。 雑木は薪に切り取っても、10年前後もすると、又、もとの薪山に返り、実家の家業は『製油業』のため、正月が過ぎると1年分の燃料に、1ヶ月近く里山で薪取りをしてましたが、約2ヘクタールの里山を一周すると、禿山になっていた里山は、もう薪山に返っていました。 そして、大雨の時も雑木の根がしっかり支えて、崖崩れ等殆どなく、里山の春は ”コブシ”の花から ”春蘭” が咲き、山桜が咲き、新緑と移り、昔の里山は、ほんとに思い出しても、胸のふくらむ思いがします。 今、紅梅園の里山だけに残っている 『自然薯』 を、掘り取ったドロボーは埋め返しもせず放置、その穴に大雨の時水が流れ込みますが、傾斜地の土砂崩れは、雑木の根が支えています。 写真の左は崖崩れを支えている雑木の根っこ。 次は、今年の自然薯ドロボーが掘りっぱなしの跡です。 昔 里山は薪燃料の自給、腐葉土の自給に家庭の道具の素材等、『知恵』 の山、雉や小雀鶏、山鳩やうさぎ達の棲家、心の癒しの山でしたが、今日は、又自然薯を掘られて 『むかっ腹の立つ山』??。 里山に申し訳ないですが、、、。
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