Diary 2006. 12
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12月20日 (水)   『ノロウイルス』に効いた 梅肉エキス

 先日夕食の準備をしていると、『社長、外科病院のお得意様から、「梅肉エキスがノロウイルスに効いて、職員にも飲ませました。あとをすぐ送って下さい」と、ご注文いただきました』 と、嬉しそうに、びっくりしたような電話がきました。『梅肉エキスは、赤痢にビタッ!と効くのよ!、ノロウイルスや0−157を滅菌するのは「ヘノカッパ!」よ』と威張ってやりましたが、なんだか嬉しくて祖父母や両親の仏壇を振り向き『有難う御座います!』と、手を合わせました。 先人から伝えられてきた、凄い食の知恵です。
 毎日毎日お天気の日は、5時間から6時間は梅の剪定をしています。(1日置きくらいに、朝1時間あまり青虫を気分転換?に取って)、年のせいでしょうか、夕方は疲れ果て、返事するのもおっくうな時があります。 そんな時、黙ったままお茶を入れて、梅肉エキスをタップリ口に入れ、お茶を飲みながら、蜂蜜を残りのお茶に入れてかき回して飲みます。 それからパソコンを開いて、一日の作業記録を打ち込んでいると、何時の間にか『まとも』になって、「今日の作業報告は?、、」と、みんなに大声を出しています。
 今年は何時までも暖かいからでしょうか、庭の片隅に寒椿の花(真ん中の写真)をみつけました。 多分私が植えたのでしょう。 両端の山茶花は、一度霜が降りて汚くなりましたが、その後、毎日咲いて行き、今、又満開です。

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12月19日 (火)   いっこうに寒くならない 今年

 昨年は今頃だったと思いますが、急に大雪が降り積もりましたが、今年は17日の夕方、少し氷雨みたいな冷たい小雨が降っただけで、キャベツの青虫達は大威張りで葉っぱをアナボコにしています。
お隣の畑のキャベツは、「私も今年から無農薬で、、」と、ご自分の食べる分だけを、無農薬栽培にされたのですが、とても食べられそうにはありません。 私のキャベツは、畑を買って無農薬に切り替えて5年目ですが、少しはましです。それでも、毎日のように青虫を取りますが、薄い手袋ごしの青虫の感触を思い出して、身震いすることがあります。 剪定に時間の足りない私の日当を考えると、馬鹿みたいに高くつくキャベツになりますが、お客様に旬のお野菜をお届け出来る気持ちは、金銭にはかえられません。 良く考えると、有難い事です。
左の写真はお隣のキャベツ。 真ん中のキャベツは私のキャベツ。 右の写真は暖冬に咲いてしまった『わび咲きの藪椿』です。メインの藪椿は大丈夫のようです。

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12月9日 (土)   山茶花は 今年が一番です

 今日から庭師(造園技師)が入り、庭木の剪定を始めましたが、毎日毎日1800本の梅の剪定に追われ気がついてみると、今年は霜が遅れているためか、山茶花がとてもとてもきれいです。 庭師に『山茶花は切らないで』と頼んでおいたのに、或る程度切られてしまいました。
紅梅園の山茶花は、実の成る山茶花で、椿油よりも油がきれいなので、梅園や屋敷のあちこちに、いっぱい植えております。 少しづつ実が成り始めましたが、まだ油を絞るほどの量は実りません。 
私は、昔からこの地方にあった『生活の知恵』と云うか、昔の人達の自給自足の食生活を、復活させたいと頑張っています。 
写真は、真っ赤な八重の山茶花(八重の品種は、実が成るのと、実をつけない品種とあります)。 真ん中はピンクの一重の山茶花。 右は一重の白の山茶花で、いずれも実が成ります。 昔は、油の取れる山茶花はピンクと白の一重の花が在来品種で、主流でした。 今年はほんとに綺麗です。

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12月8日 (金)   今日の気温は20度でした

 今朝はストーブもいらず、梅園の剪定をしていると暑くて、ジャケットを脱ぎ、セーターも脱ぎ、梅園の中だから誰も見ている人はいないと、シャツ1枚で剪定でした。夜になると、梅園や屋敷のまわりのあちこちで、真夏の夜になくクツワ虫が、『ガチャガシャ、ガチャガシャ』と、どこか破れたような、擦り切れたような羽音で、かすれた声で鳴いているのです。
今まで何処で寒さをしのいでいたのでしょう。 急に暖かくなって、嬉しかったのでしょうか。『生きすぎて 俺も寒いぞ 冬のハエ』一茶の句を思い出し、自分の年も重合わせて、なにやら切なくなってきました。
昨年も変な年で、梅の蕾が一向に芽吹かなくて、本気で心配しましたが、今年は、梅が賢くなったのか、この気温の中でも、ちゃんと蕾をつけております。
梅園の一部に植えている渋柿が、渋が抜け始めて美味しくなってきました。 鳥に突かれないうちにと、取り込んで日向に置いていたのです。 左の大きいのが『ヘソグロ』と言って、ヘソの廻りにクルクルと黒い輪が出来る(右側)のが当たり前の美味しいので、右の写真の『ヘソグロ』の手前の小さめのが『チジョ』と言い、最後まで渋も抜けにくく、寒かった昔は、吊るし柿(干し柿)にしていました。 両方ともこの地方の在来品種の渋柿で、7〜8年前、やっと探して(穂木)を分けて頂き、田主丸の苗木屋さんに依頼して、苗木を作り、屋敷内に数本づつ植えています。 『真土不二』にふさわしく、とても甘くて、濃い柿の味が何ともいえません。

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12月4日 (月)   今年の初霜

 今朝は今年初めての霜がおりました。 カボチャは日照り続きだつたため、発育が遅れてやつと太り始めたばかり。 葉っぱがチリチリになって、まだ青いカボチャがころころと、むき出しになっていました。 秋カボチャは美味しいのに残念です。
雑草も寒に弱いのはドロリと煮えたようになっていましたが、肝心の青虫は全然平気でした。 白菜に続いてキャベツにも喰いついて、ブロッコリーまで蕾の中に、もぐりこんでいるのです。
今年は異常気象に対応出来なくて、野菜はホウレン草まで穴をあけられ、キャベツは毎朝、梅園の剪定に行く前に、1時間半タップリとかかりますが、毎日虫取りです。 諦めるわけにはまいりません。 無農薬の場合は覚悟のうえですが、早く季節が普通になつてくれるのを待つだけです。




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