Diary 2007. 10
10月29日 (月)
梅園の プラス収穫
ここ数日、急に秋らしくなって『収穫の秋』を満喫? といった感じです。
26日・27日の2日間で稲刈りが終わり、又、梅園の剪定に戻りましたが、梅の木にまつわりついた ”カズラ” は切ったのに、最後まで子孫を残す本能なのか、切られた脇から又、芽が伸びて、細いつるがソット隠れるように梅の枝つたいに伸び、今、梅の葉が散ってみると、つるは急に大人になったように、梅の木のテッペンに、しっかり実をつけているのです。 それは、野生の自然薯や紫に輝く実や、青い実が少し茶色になるだけの実など、本当に イジラシク さえ見えます。
殆どは小鳥達の餌に残しますが、剪定が終わる頃は全く残っていないので、自然薯の実だけ横取りして、塩味で炒り煮したり、炊き込みご飯にして食べますが、『こんなの美味しいの?』 と聞きますので、『秋を味わってっているの』 と言いながら、昔懐かしい味や思い出を、心から味わいます。
写真左は 『蔦かずらの実』 ですが、今年はまだ、紅葉していません。 真ん中は 『野生の自然薯の実』 です。 右の写真のように、笠を逆さにして下枝にかけ、細い棒で、カルーク 叩きながら、笠の中に落して収穫です。 ”ナツカシーイ”味がして美味しいです。
10月24日 (水)
暑い夏から 急に晩秋?
無農薬で生産している紅梅園の周辺には、昔ながらの、いろいろな昆虫や植物が生き残っておりますが、昨日今日、急に晩秋のような気候になり、昆虫達は可愛想です。
風呂場の窓から2mも離れていない、藪椿にぶら下がった『スズメ蜂』の巣は、ひっそりとなり、昼間だけ時々蜂が出たり入ったりしています。
梅園の梅の木に住み着いた『アシナガ蜂』の巣では、巣に蜂がびっしり止まって、モソモソと動いています。 まるで最後まで、、命の限り次世代の蜂達を守りながら、『死』を待っている様にさえ見えます。 スズメ蜂も、これから先寒くなると、女王蜂等次の世代を継ぐ蜂だけが巣の中に残り、働き蜂たちは、みんな死んでいくと聞いています。 写真に撮りながら、なんだか シュン となりました。
写真左は スズメ蜂の巣、文様がとてもきれいです。 真ん中は 梅の木の アシナガ蜂 の巣ですが、巣の下のほうにびっしり泊まり、はみ出して巣の上の方にもおり、可愛想です。 右は、長い間消えていた昔々の つる草の実です。小鳥がどこからか運んで来たのでしょう。 ほんとに 久しぶりに出会いました。 梅の木に這い上がって、綺麗な実をつけていました。
この『紅梅園便り』をつづっているうちに、気が重くなって、溜息ばかりのところに、四街道市のA様から、お便りが届きました。 『いろいろとお心配り有難う、、、』の次に、『美味しい梅干は幸せを運びます』と〆てありました。
心が ”ホッ!”と暖かくなり、救われた想いがしました。有難う御座います。
10月19日 (金)
今日から 財部梅園の剪定
今日から財部梅園3ha約1.000本の剪定てすが、急にどんよりと肌寒い朝です。
何時までも暑い秋だったため、又、梅園の草が伸びて、草刈からの剪定作業ですが、日本本来の草を押さえ込んで、外来の露草が、すごい勢いで、足の踏み場もない程です。
又、河川敷や公園など、今年最後の草刈が続き、梅園の堆肥置き場には、毎日ダンプが野草を運んできます。 牛糞や豚糞は、余程厳密に調べないと心配なので、野草を主体にして、素性の解っている牛糞の完熟堆肥と、地元製油工場からの菜種油粕と、自社で生産する椿油粕、それに梅園の年間6回から7回刈り取る草が、梅の生産肥料です。
12月の中旬までに済ませたい剪定作業の始まりですが、暑いときは暑いで苦しいし、寒ければ寒いで年をとると、冷たさが骨身に凍みるので、若い後継者達に、”ハッパ”をかけて、取り組ませます。
写真左は、再度の草刈り。 真ん中は、河川敷で刈り取った野草を、運んできたダンプ。 右は 積み上げられた野草の山、これを2年〜3年置いて梅園に敷きますが、ハンパな量ではありませんし、梅園内なので全部手作業、大変ですが、遣り甲斐のある仕事です。 何しろ無農薬で梅の実が成るのですから、、、。
10月17日 (水)
荒川内梅園の 剪定終わり
10月3日から始めた 荒川内の梅園130アール、約450本の剪定が 今日終わりました。
一番遠い梅園なので、日が短くならないうちに済ませようと、社員みんな3人から4人でかかり、事務所は生後5ヶ月の子供を連れて、事務担当の椎葉が頑張ってくれました。
商品の発送は、椎葉が段取りをつけており、私と深瀬が、3時のお茶のあとすぐ梅園から帰り、商品の隙間を埋めるパッキン代わりの野菜を、採ってきて洗ったり、包装したり詰めたり、、。 宅急便が集荷に来る5時半までは、頭の回転と体は、フル回転でしたが、実働9日間で、剪定が終わりました。
坊やの”成樹”君も必死で頑張った?のか、午後2時ごろ、剪定が終わって帰ってみると、顔を真っ赤にして大変な熱があり、病院に急がせましたところ、39度7分”風疹ではないだろうかとの事でビックリしました。 まるで荒川内の剪定が終わるのを待っていたかのような、高熱でした。
外部からの農薬などを避けて、山間にまとめた梅園ですが、さすがに秋晴れの下で、とつても素敵な梅園になりつつあります。
農薬や、化学肥料を知らない野生の、本当に素直な育成園です。
10月13日 (土)
屋渡りの 青大将
数日前から私の部屋の リホームを始めました。 地震や火事対策で、『スワ!』という時、窓から飛び降りる事が出来ない”年”になり、脱出の出入り口と、『ボケ』てきた時のため、何でも見えるよう整理する棚作りです。
作業をしていた大工さんの 『ワーッ!』、という変な大声に、飛んで行くと、部屋の壁の隙間に、長々と青大将の”脱け殻”が横たわっていました。 大工さんは、ヘビは、絶対駄目だとのこと。 『気絶しないでね』 と、私がそーっと大事に取り出しましたら、写真のような大物でした。 そして今日、又、『社長!』と、素っ頓狂な悲鳴に行ってみると、今度は、部屋の東側の窓下の芝生に、ながーく同じように青大将の”脱け殻”が横たわつており、それを、踏んづけたとのことで、踏まれたところが、ちぎれていました。
私の住宅は梅園の中にあり、梅園を開いた頃からの梅園の ”主”みたいなものです。 当地方では昔、大抵の農家には、『屋渡り(ヤワタリ)』と言って、ねずみを捕ったりして住み着いている青大将がいたのですが、近頃は、聞いた事はありません。 紅梅園の青大将の”脱け殻”は、2本の梅の木に渡って伸びており、毎年のように見かけます。 今は、紅梅園以外では、普通のヘビも殆ど見かけないようですが、、、。
写真は、2匹の”脱け殻”です。 真ん中に50cmと30cmの角尺「バンジョガネ」と方言で言いますが、それを真ん中に、手前が家の隙間のもので、1m80cm、向こう側のものが、もう少しで2mありました。 ”脱け殻”は、乾いて縮んでいますから、本物は2匹とも、2m以上あると思います。 今年も確認できて、安心しました。
実は昨夜、剪定作業で疲れているのに、とつても楽しい夢をみました。 飲み会で私が主役、相棒?と二人で酔っ払ったふりをして、それはそれは楽しくて、しっかり思い出そうとするのですが、、、。 仮の寝間を、仏間にしているので、ご先祖様が遊んで下さったのかなと思っていましたが、『巳年生まれ』の私に、青大将のお陰だつたのかも知れません。
10月10日 (水)
百聞は 一食? に如かず
今日も30度でした。 朝晩は冷房無しで過ごしやすくなったのですが、昼間は相変わらずです。 気になるのは、お客様がお待ちかねの野菜と、環境の変化です。
今日も梅の剪定でしたが、山手の梅園は、昔からの在来雑草で、扱いやすいのですが、野菜畑など平地の野菜畑は、輸入飼料に混じってきた外来雑草の、すさまじい程の勢いに参ってしまいます。
しかし、ご注文の品の隙間に、パッキン代わりに詰めたお野菜が美味しかったと、感謝のお言葉を頂くものですから、”アーァ!”とつい、出てしまう溜息と同時に、しゃがみ込んで草取りを始めるから、面白いものです。
今日もお客様から、『イヤー!、”百聞は一見にに如かず”と云うけれど、紅梅園の野菜も ”百聞は 一食に如かず”でした。 聞いてはいたが、食べてみてはっきり解りましたよ。 イヤー! おっしゃっている事が納得できました。 その事が言いたくてお電話しました。』との事でした。
私達紅梅園は、経済的な利益は厳しいですが、金銭では測れない、心の喜び幸せ豊かさの利益は、計り知れないものがあるのです。 『共生 共存』 人間も植物も動物も、虫も微生物も一緒に暮らしていると、本当に心豊かに元気です。 78歳の私、今日も梅の剪定でした。
今日の写真は、山のほうの梅園に咲いている、野菊と、”ゲンノショウコ”と云う、昔は胃腸の薬と言われる薬草でした。 日本在来の草類は、とこか『楚々』とて、お互いに支えあうようにして暮らしています。
10月6日 (土)
今年も 梅の剪定を始めました
3日の日から剪定作業にはいりました。 鶯宿梅の古木から先に、、、と、畑に行って見たら、9月刈り取ったばかりの梅園の草が伸びて、剪定作業ができませんでした。 10月に入ってからも草刈をするなんて、初めての事ですが、気温が下がらないので、真夏のように草が伸びるのです。
梅園の草が伸びるのは、草が肥料になりますから、手間は多くなって作業が遅れ、大変は大変なのですが、この異常気象で本当に困るのは、農作物の異変です。 今年は、ホウレン草を3回種蒔きしますが、芽は出たものの途中で3cm程になる頃は枯れて、無くなってしまうのです。 人参とカボチャは大丈夫のようです。
左の写真は選定前の育成園、真ん中は剪定作業、右の写真は、窓のすぐ前のスズメ蜂の巣、寒くならないのでまだ、一生懸命働いています。
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