Diary 2007. 1
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1月28日 (日)   朝日新聞に 掲載されて

 昨日27日、朝日新聞で『鶯宿梅の3年物梅干と梅肉エキス』をご紹介して下さいましたところ、3台の電話と、FAX・ホームページで大変な反響でした。 その中に『梅干の成分が、こんなに高いはずがない。 何処で分析したのか?』とのお問い合わせがありました。 日本食品分析センターで分析致しました、成分成績表の原本をFAX致しましたところ、『解りました』と、納得して下さいましたが、この成分は、梅が自分の意志でつくりあげたというか、自分の免疫力を高めるための成分と云うか、自然のエネルギー成分ということでしょうか。
紅梅園のご指導を戴いている、日本総合医学会理事長で、理学博士の中嶋常允先生は、『素足で道を歩くと、足の裏は擦り切れるはずなのに、かえって硬く厚くなるだろう。 自然界は、不合理と不合理で、超合理になることもあるよ』。ともおっしゃいます。 『1+1=2』と、ならないところが、自然の摂理・自然界の面白いところで、『神の技』というのでしょか。 時間はかかりますが、自然界は私達の努力を決して裏切りません。 
左は元気の足りない鶯宿梅ですが、だいぶ開きました。 真ん中は元気な鶯宿梅、3日前とほとんど変わりません。 右の早咲きの花梅は満開になりました。

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1月25日 (木)   気温の乱高下は

 気温の乱高下は、自然栽培の私達には大変です。 鶯宿梅の若い梅は、力(体力)がありますので大丈夫ですが、樹齢40年を越えた老木の鶯宿梅は、無農薬のため、病気や害虫で痛んだり、台風で裂かれたりして弱った樹は、可愛想です。 体力が弱いため、花を咲かせるのに適当な時期かどうか、判断を誤ったり、万一枯れたときの事を考えるのか、確実に(種を残すため)実をつけようと焦るかのように、急いで花を咲かせます。 最悪の場合は、梅の実をいっぱいつけて、実が熟するのを待つて、枯れてしまう事もあります。 
今年も、すでに咲きはじめた鶯宿梅が1本あり、心配ですが、あとはしっかりと、咲く季節を待っているようで安心しております。
左の写真が、もう咲きはじめた鶯宿梅。 真ん中は元気な鶯宿梅で、蕾はしっかりしています。 もう1枚の写真は蝋梅で、いい香りを漂わせながら、実をつける責任がなく、何だかホンワカしているようにみえます。 

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1月23日 (火)   早咲きの梅も ほころびました

 『水仙の ほのかに匂う床の間に 飾れる今日の 針供養かな』。 
これは、昭和17年の12月8日、わたくしが女学校に入学して初めての針供養の日に、先輩の方が朗読された短歌です。
その頃、針供養の12月上旬は、日本水仙の花盛りで、寒さがつのってくると霜に打たれて水仙の季節は過ぎていき、仏壇のお花は、硬い蕾の、『三叉ギンチョ』か、『まんさく』や『南天の実』になり、2月の早咲きの梅の花に移り、3月から4月の春爛漫に移っていくものでした。
今年は、椿の『いわね絞り』も咲き、正月早々に咲いていた福寿草はもう少し、梅の花・蝋梅などは一緒に咲いています。 福寿草が遅れたのは、寒くなるのが遅れ、目覚めが遅れたのだと思います。 又、『殿様蛙』や『雨蛙』等、昔なつかしい声も聞けなくなりました。 湧水の夏の水不足かな?、という事で、狭間田の1箇所を少し掘って、池というか水の溜まり場を作り、小鳥達の水飲み場と、蛙の住み家を用意してみようと、計画中です。
どんよりと曇り日和の今日、一緒に咲いている庭の水仙・椿の岩根絞り・八重の花梅です。

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1月15日 (月)   お客様から

 年明け早々 いろいろあって、久しぶりに机に向かってみると、お客様からの年賀状など、お便りが届いています。
『紅梅園さんの梅干をいただいていると、他の梅干は食べられなくなりました。子供達も、外で食べたときに美味しさがよくわかるようです。自然の恵みをお届けくださり感謝です。』『病院で治らなかった孫のお腹、梅肉エキスで治りました』『梅肉エキスで体も、気持もすっきりする毎日です。』『梅肉エキスは風邪の時、本当によく効きました。 又お野菜を有難う御座いました。今朝も大根おろしの美味しさに感動でした。』

 新社員を採用した昨年末は、全員にボーナスどころかお小遣いも出せず、心の重い正月を越したところにお客様の訃報と続き、心も体も重く机の前に座ったら、お客様からのお年賀や手紙が置いてありました。 商品のパッキン代わりに詰めさせていただく、お野菜の御礼と一緒に、梅肉エキスや梅干の御礼や励ましのお便りです。
こちらから差し上げるはずのお礼状を、お客様からたくさん頂いて、本当に嬉しく有難い気持ちでいっぱいになり、『明日から気を取り直して』と背筋がシャンとなりました。 良い仕事に取り組んで幸せです。 


1月13日 (土)   梅の蕾が 動きはじめました

 『早春たけなわ』それは、20年ほど前は2月でした。 <春と聞かねば知らでありしを、聞けば待たるる胸のの想いを いかにせよとのこの頃か、、 今日も昨日も雪の空、、>。そんな季節があったかなったのうちに、今正月の中旬なのに、芹の若芽が動きはじめ、梅の蕾も動きはじめました。 2月の中旬下旬は、梅の花見になるやもわかりません。

 鶯宿梅は、千年以上の昔から、ゆっくり進化してきて本当におおらかで、10月下旬から11月は殆ど落葉。 落葉するのを待って剪定をはじめ、12月になるとしっかり蕾が見え、1月の下旬少し小春日和が続くと、力の足りない梅の木は慌てて花を開き、体力のある木は、『まだ季節ではない』とでも云うように、ぐっ!と、落ち着いて、温度の蓄積によって、やおら2月の下旬から3月初めにかけて咲いていました。今は、寒くならず落葉もおくれ、蕾の見えてくるのは遅れ、蕾が動き始めるのは早いように思う。

『地球温暖化防止』を急がないと、人間も地球上の生き物を巻き添えにしながら絶滅するのでは?と、本気で恐れる事があります。
 庭のあちこちで、少しづつ『小さな異変』をみかけます。 左の福寿草は、40年ほど前から付き合ってますが、昔、正月7日が終わる頃、真っ先に花を見せて驚かせました。 次はチュウリップの芽ですが、これは、3月に入り、ほんの少し温かい雨が降り始めると芽を出していました。 今は、梅の蕾も同じ時になっています。  

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1月10日 (水)   お客様が 何時の間にか身内に

 昨日の朝、何時ものように贈り物を用意して『何か他に必用なもの、欲しいものないですか?』と聞こうと思って電話したところ、何時もはすぐ出られるのに留守のよう。 一人暮らしで一人っきりで、ご高齢なので気になり、それから1日中電話しても駄目。 一夜不安で今朝、早くから電話しながら役所が始まるのを待つて、あちこち手を尽くしても『個人情報』の壁でどうにもならず、泣きたい気持ちで警察にすがりついたところ、『朝日新聞に訃報の葬儀と喪主の連絡先』が掲載されていて、つまってしまいました。

『私が大事にしてきた物を、貰ってくれない?。どうしても捨てられないし、あげる人もないし、迷惑でなかったら、、、』と、レコード・装身具(帯止め、指輪・ネックレス等など)・いっぱい届いたのは、去年の夏の事。 

 平成9年、NHKで紅梅園が全国に紹介された時『貴方気をつけてね。重石を足に落とさないように』とのお便りに添えて、商品と一緒にお届けする野菜の御礼として、灰かぶりのワカメが届いた。 以来10年の間に、何時の間にか身内以上の関係に育っていた。 一度もお会いした事はないのに、姿かたちまで心に浮かびつらい。 泣いて見たり、仕事をしてみたり身の置き場のないような日が暮れて、『仏様やご主人のところに、しかも、希望通りに(コロリ)と逝かれたのだ』と、気が付いて、仏壇の前でやっと我にかえれました。
 鶯宿梅の梅のおかげさまで、何時の間にか、身内同様の方が全国に何人もいらっしゃる事に気付き、ご冥福を祈りながら、しみじみと仏壇の前で過ごしました。


1月6日 (土)   今日は しっかりと冬日です

 今日も梅の剪定でした。 1800本という本数は半端ではないし、剪定の達人がいないので、時間がかかります。 師匠の私がいないと、遅々として進みません。
昼前になると、天候はみぞれに変わりました。 しかし、冬は冬らしくしっかりと寒くないと、植物はオロオロすると思います。 昨年は一向に寒くならず、12月になつても梅の蕾が見えず、異状でしたが、下旬の突然の大雪でやっと、はっきり見えてきて、ほっとしました。 寒くなる季節には、はっきりと寒くなってくれないと、梅には季節の判断が、つきかねるのだと思います。

今年は、天暦年間、村上天皇のころから千年以上、日本の風土に進化してきた日本古来からの在来品種鶯宿梅は、昨年と似た気候だったのに、昨年の異状で賢くなったのでしょうか、異変は見せませんでした。
切り落とした梅の枝に、いっぱい蕾がついているので、お客様の荷物の中にお入れして、都会のお部屋に届けましょうか。 暖かい部屋では、早く咲いて香りも届くかもわかりません。

 年末の大霜で、山茶花もみんな一晩で茶色にやけて、垣根の南天の実だけが、青空を背景に宝石のように輝いています。

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1月5日 (金)   明けまして おめでとう御座います

 明けまして おめでとう御座います。
皆様のおかげさまで、新しい年を、心新たに迎えることができました。今年も又、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 年末の大掃除の時、ゴキブリが飛び出してきて、パッ!と叩こうとして飛びついたつもりが、バタッ!!と自宅の板の間に、もろに叩きつけられました。 呼吸も出来ないほどの痛さ。 少しそそっかしいのか、梅園ではチョクチョク切り落とした枝や雑草に足を取られて、バタッ!とこけますが、梅園の土が軟らかいのかどうもないのです。 骨折はない様子だし、忙しいので湿布して冷やしました。 それが、翌々日になって、両膝両腕、肩まで痛くなりました。 年取ると感覚も鈍くなるのか、翌日はそうもなかったのに、3日目から、少し大げさに言うと全身が痛いので、全身湿布しました。

 日柄の良い12月26日後継者に、『私が生きているうちに、梅園も含めて全部を申し送るから、しっかり引き継ぐように』と、宣言したばかりでした。 本当に良かったです。
ずいぶん良くなりましたので、昨日から梅園の剪定を始めましたが、梅園の土はホクホクで、家の中より響きません。 初詣は7日に参ります。


1月4日 (木)   年末に お手紙を頂いていました

 季節のご挨拶の後、、、「お送りいただくお野菜、パッキン代わりなんてもったいない、頂いたらまず、どれも生でいただきます。 瑞々しくて「あーあ この味って、懐かしくなります、、。感謝とともに」。 とお便り下さいました戸田様は、昔、本当のお野菜の味を、味わっていらっしゃるのでしょう。 私も、自分とこのお野菜以外は、殆ど野菜の味がしないように思われます。 一番嬉しいお便りでした。有難う御座います。
まつたく汚染された事のない畑や、20年以上も汚染された事のない、都城の風土の土が育てた、お野菜です。




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