Diary 2009. 11
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11月29日 (日)   広畑梅園の 代表梅

 梅畑として一番初めに買った、まとまった面積の梅園を、 ”広畑” と名付けました。
その広畑の代表だった大木の梅が、今から十数年前周りの数本と共に、 ”白モンパ病” に取り付かれましたが、中嶋常允先生の 『エーザイ生科研』 から孫工博士と担当の松元さんが、”モンパ病の新薬” のテストにして下さいました。
文字通り ”人間の癌” と同じく、侵されていた根は全部切り取り、徹底した手術を施して、患部に微生物と発根剤を塗布し、この梅は ”ダルマ” のように、根は殆ど切り取られ、幹までも削り取られて、四方八方から ”ツッカイ棒” で支えました。 お陰でその後、モンパ病は陰を潜め梅園は救われました。 
しかし、その二三年後の台風でこの梅は ”ドッタリ” と倒れ、やがて ”ホタ木” となって朽ち初めましたが、そのままにして置いたところ、何時の頃からか再生した梅です。
左の写真は正面(東側)です。 朽ち落ちた元の根の下から新しい根を張っているのが解ります。 真ん中は少し南側から、右の写真は西側、反対側からの姿で、今はりっぱに実もつけます。来春の花盛りが楽しみです。

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11月28日 (土)   再生した 梅の生命力

 今 剪定している梅園は、台風で毎年のように傷められた梅園です。 防風垣に杉や椿が植えてあるのですが、梅が大きくなると、どうしても風に裂かれてしまいます。
左の梅は、杉と山茶花の防風垣の近くで、今も無事で山茶花の花に囲まれて幸せに暮らしていますが、真ん中と右の梅は、ずいぶん前の台風に裂かれて、元の樹は殆ど朽ち果て、再生を始めている梅です。

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11月27日 (金)   銀杏の秋

 毎年の事ですが、南国のこの地方では ”あー!” と、我を忘れて見とれる紅葉は、イチョウ 銀杏だけなのです。
左の写真は25日の昼、剪定の最中来客のため梅園から帰宅したとき、撮影したのですが、今日、本当の紅葉になりました。 自宅と加工場のある右側と、梅園と事務所のある左側の間の道路に、キラキラと散り敷くイチョウの葉っぱです。
僅か2日間でこのように変わるから、本当に油断がなりません。

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11月26日 (木)   しっかり根付いた 再生梅

 一年一年しっかりと根付いて、逞しくなりだした ”再生” の梅です。 昨年から確かな実もしっかり着けて、もう大丈夫です。
『頑張って! 私が見ているから、、』 と、まるで子供のように思っていた梅で、左の写真は、ホタ樹となって倒れた長いほうから見た姿、真ん中は、前から見た姿です。
右の樹は、そんなに大きくなかった梅で、真ん中から裂けたようです。 ひっそりと、すぐ近くで何時の間にか再生しており、今年はしっかり見守ってやりながら、梅の実を確かめてみます。

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11月25日 (水)   今から 再生する梅

 育成園の剪定が終り、今日から樹齢四十七年になろうとする梅園の剪定にかかりますが、逞しい梅の生命力を、ご紹介したいと思います。 
今日の梅の樹は、数年前に台風で左右真っ二つに裂かれ、一年二年は倒れたままある程度実をつけていましたが、蓄積していた余力もなくなり、先端部分から枯れはじめました。 普通はそのまま枯れると思いますが、紅梅園の梅は土壌に助けられ、朽ち始めたホタ樹の一部から徒長枝が伸び、やがて、それが主幹となって再生していきます。
この樹は、一昨年まで倒れたまま、少しは実をつけていましたが、今年は子孫を残すべく、硬い小ぶりの実を一杯つけて、実と一緒に葉も落としました。 そして、写真のように、昨年、今年と、東側(左)の部分に再生をはじめました。 左の写真は裂けた西側(右)の部分で、今年小さい実をいっぱ着けてましたが徒長枝がなく、このまま朽ち始め、やがて土に帰ります。 真ん中の写真は東側の部分で徒長枝が出ています。 右の写真は、今後再生していく部分で、徒長枝が元気良く伸び始めています。

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11月13日 (金)   弟子(後継者)達の 梅の剪定

 昨日と今日雨が上がり又、梅の剪定作業でした。 雨のために遅れた予定に追いつくため、私も一生懸命でした。
後継者達に 『任せるから、キチンと考えながら丁寧にするように』 と、言い聞かせて任せましたが、気になって、心配で仕方がありません。 しかし、私だって ”ど素人” から始めたのですから、自分自身に 『任せなさい』 と、言い聞かせながら、先にどんどん済ませていきましたが、休憩時間に 『検査?』 してみると、上手にしています。 百点満点 ではありませんが、それは、私だって 梅 から見れば萬点 ではないでしょうから、、。
下の写真、左は剪定前の梅、 真ん中と右の写真は 弟子達が剪定した後の梅です。

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11月12日 (木)   山茶花 姫椿 獅子頭

 今の季節は、工場の周辺から山茶花の花盛りで、その種類の多いと、、私の小さい頃からの ”友達” で、大好きだからです。 紅梅園の代表品種は左の山茶花ですが、これは花も八重で油を絞る ”実” がなります。  真ん中の山茶花は、昔からこの地方にある一重のピンク色の花で、 ”姫椿(方言でヒメガタシ)” といって、これも油を絞る ”実” の成る代表的な山茶花です。 白花もあり長寿で、昭和の頃までは古い屋敷で大木を見かける事もありましたが、今は残念ながら見かけなくなりました。
右の八重は ”獅子頭” という花木の山茶花ですが、 この他に白の一重や、簡単な八重から数え切れない程花びらの多い山茶花、実がなるもの、実をつけないもの等、幾種類もあります。 小さい頃虚弱だった私は、山茶花の咲く季節になると発熱して寝込み、床の中から縁側越しの山茶花の花に、何時も慰められていました。 家業が製油業で、屋敷廻りは椿と山茶花が一杯ありました。

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11月10日 (火)   市の 商工部長来訪

 2009年10月29日発行の週刊文春、『新米の季節に おいしいごはんの友』 の記事で、全国から取り寄せできる「食卓の名脇役」 の番付で、1位が、有明海産焼海苔 島内啓次(佐賀県) に次いで、2位が、紅梅梅干し 徳重紅梅園(宮崎県) とあり、全国10位まであつたのですが、その全国2位が、紅梅園だつたと云う事で、今日、市役所の商工部長の西川様が、その記事のコピーを持ってお出でになりました。
「市長から、”話を聞いて来い” と言われまして」 と、顔見知りの西川さん、しばらくお話をしているうちに、 ”あー あの方だ” と思い出したのですが、自分の年、、生きてきた八十年の年月を、しっかりと実感しました。
そして、推薦して下さった方々への感謝は、本当に 「苦労の甲斐があった」 と云う、「もう、明日 死んでも良い」 と云う満足感と云うが、感謝と云うか、、『森羅万象への感謝にたえません』。



11月8日 (日)   黄色いツワブキと 真っ赤な山茶花

 日曜日、梅の剪定に行く予定でしたが、お洗濯も台所の片付けや掃除もあるし、あれやこれやと走り回っているうちにすつかり疲れて、風呂に入り、縁側の ”按摩器” にかかりました。
昼間、風呂に入って縁側で按摩をかけながら、久しぶりに庭を眺めていると、大変贅沢な、とても豊かな気分になるから有難いものです。
昔、昔、まだまだ若い二十歳代の頃、大好きで、欲しくてたまらず石細工屋から買ってきた庭の石灯篭、それを囲んで何時の間にか真っ赤な山茶花と、黄色いツワブキの花が咲いていました。 もうそんな季節かと見回すと、”獅子頭” の山茶花も咲き、垣根の八重山茶花や、”姫椿(実のなる山茶花)” のピンクに、白も咲き始めています。 『今日は休んで良かった!』 と、本当に感謝しました。 黄菊も庭石の後から咲き乱れています。

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11月7日 (土)   南国 日向の秋

 年には勝てず、膝や肩の痛さに今日の午後は剪定作業を休み、会社周辺を見回ったり、梅生産以外の作業見回りでした。 
 お客様へ商品をお届けする時、感謝の気持ちとしてパッキン代わりに無農薬の野菜をお詰めしていますが、これも油断が出来ません。 せめて三種類のお野菜はお届けしたくて、計画的に植えつけていきます。 今、九月に種蒔きした ”玉葱” の定植時期なのです。 昨年は成績が悪く、見るも無残、予定の二割程しか出来ませんでした。 しかし、今年はとても苗の成績も良く、今日から定植をはじめました。 紅梅園の職員は、お客様のためでしたら、畑仕事でも何でもしてくれます。 だから、難しい本物つくりが継続できるのだと感謝しています。
 工場の裏山は今が紅葉の最盛期、(左下の写真) 欅と銀杏が ”クロガネモチ” の真っ赤な実をはさんで夕日に映え、欅はこのまま散るだけですが、銀杏はしばらくして、ほんの二〜三日黄金色に輝いたのち、夕風にのつて一気に散り敷き、狭い道路を黄金色にするのです。 
明日は日曜日、梅の剪定もまだまだですが、 ”ソマ刈り” も ”秋カボチャ” の収穫も迫っています。 なんだか気が急きます。
写真は工場裏の 紅葉? と、右は一面に定植の終わった ”玉葱畑” です。

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